実家のお墓参りに行く気になれない

お墓 季節

私の夫の家(私の家でもありますが)ではお盆が早いです。毎年7月23日から25日までがお盆です。

お盆の日程には違いがある

夫の実家がある地域では過去に養蚕が盛んだったため、市内の他の地域に比べてお盆が早いと言われています。忙しかったので、早くお盆は終わらせたかったのでしょうか。

一方私の実家は団地だったので、みなどこからか引っ越して来た人です。だから父が亡くなったとき、母はいつをお盆にすれば良いのか迷っていたくらいです。

自分の実家の日程でお盆にするべきか、父の実家に合わせるべきか、それとも現在住んでいる団地がある地域に合わせるのが良いのかと考えたようです。

結局、8月半ばの一番一般的な日程をお盆に選びました。これならお盆休みにも重なり、私や弟が墓参りをしやすいと考えたのかもしれません。

絶対に墓参りをする気持ちになれない

母も亡くなった今、実家には誰もいなくなりました。弟は思いがけず結婚して、実家を出てしまったのです。実家は今売りに出されています。買い手はなかなか見つかりませんが、もう弟が実家に帰ることはないようです。

私は自分の家のお盆だけを考えていれば済むようになりました。すると、実家のお墓参りがだんだんと遠のいて来たのです。

夫の家のお墓は昔ながらの共同墓地にあり、放っておけば枯れ葉はたまるし、雑草が生えます。飾った花は自分で始末しなくては腐ってしまいます。でも、実家のお墓は父が亡くなったときに新しく買ったもので、今風の霊園にあります。

雑草が生えるスペースもないし、花が古くなれば霊園の職員の方が片付けてくれます。私1人が行かなくても、お墓に変わりはありません。するとどうしても行かなくては、という気持ちにはなりにくいです。

自分の家のお盆が早く終わってしまうのも、原因なのだと思います。もうすっかり終わった気分になってしまうと、実家のお墓にお参りに行くことを忘れていたりします。

亡くなった人と語らう習慣があれば

こういうときに亡くなった人と語らう習慣があれば、お墓に行こうという気持ちになるのでしょう。以前知り合いが、出かける前には必ず亡くなった両親にあいさつをすると言っていました。

飾ってある写真に心の中で『行ってきます』と言うと、『気をつけるんだよ』と返事があったように思えるそうです。亡くなった人と語らうことを大切にしている人ならお盆は大切なイベントになります。決しておろそかにはできないはずです。

私は年々いろいろなことに対する気持ちが薄れていて、父や母のことを思い出すときもそんなに強い感情を伴いません。よく亡くなった人が夢に出てくると言いますが、父も母もほとんど出てきません。

母に至っては、年をとってからの姿を思い出すことが難しいくらいです。かろうじて思い出せる母は40代くらいの姿です。今の私よりもずっと若いので、懐かしい気持ちと言うよりも、こんな人もいたな、という感じです。心の中で語らうなどは、できそうもありません。

無理をする必要はない

今年はお墓参りに行くのも気を遣うかもしれません。でも、荒れ果ててひどい状態になる心配がなければ、無理をしなくても良いのではないでしょうか。そして、必ず全員がお墓参りをする必要はありません。兄弟や親戚が多ければ、お盆とお彼岸で当番制にしても良いですね。

もともとお盆はなくなった人が懐かしい我が家に帰って来ると言われています。我が家に花を飾り、亡くなった人の好物をお供えすれば、供養をしたいという心は満たされるように思います。

実は毎年、夫が誘ってくるので、私は多分お墓参りには出かけると思います。夫はこういうことは平等に、と心がけているようで、当の私よりもちゃんとお墓参りのことを覚えています。

私の本当の気持ちは、すぐにお彼岸が来るから、無理して行かなくても…という感じです。でも、夫に悪いのでそれは黙っておきます。

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よろしくお願いします。

今日は8月10日、このブログを始めてからちょうど1年が経ちました。続くかどうか半信半疑でしたので、自分でも感心しています。第1回目の記事がやはりお盆のお墓参りについてでした。これからも強い心(読んでくれる人がいなくてもくじけない心)でブログを続けていきますので、どうかよろしくお願いします。

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