主婦が孤独を感じることについて、私の次女がある意見を言っていましたので、紹介します。次女によれば、いくら現在孤独であっても、主婦になっている以上、孤独だとか人間関係が築けないということはありえないそうです。
恋愛結婚が主流の現在(現在56歳の私が適齢期と言われていた30年前、すでにお見合い結婚はあまり聞いたことがありませんでした)、結婚をする前には恋愛をする必要があります。恋愛は一対一の関係を自ら好きで築きます。これができる人は、人間関係を築くスキルがあるため、孤独ということはないと言うわけです。
それでは引きこもりはどうだろう?
私は次女にこんな問を投げかけました。家族としか話さない日々を送る主婦が孤独ではないとしたら、引きこもりはどうなんだろうと思ったのです。
次女にも、家族がいるから、孤独ではないということ?家族で喋ったりしているんだから、コミュニケーションスキルもあるっていうことになるかな?
すると、次女はこう答えました。
家族は生まれたときから、自分の意志に関係なく存在しているから、自分で築いた人間関係ではないよ。だから私は世間的には一人ぼっちで、孤独なんだよ。家族だから喋れるんで、コミュニケーションスキルがあるということにはならないね。
次女の言葉になるほどとうなずきましたが、同時に家族とは次女にとってなんだろうとも感じました。私たちが一緒にいることで次女の孤独を癒やせるわけでもないようです。
そもそも次女は家族みんなが起きている時間は自分がのびのびできないと言って、意識的に昼夜逆転生活を送ろうとしているようです。
そんなに広い家でもないので、次女は常に人の出す音(と言っても、そんなに騒音を出しているわけではありません。夫の声が大きいくらいです)が嫌だと言って、耳栓をして自分の世界を保っているのです。次女の言葉は主婦は孤独ではないと言っているのですが、かえって私は孤独を感じる結果となってしまいました。
今の状態はご褒美かも
次女の言葉で、人は自分の孤独には関心がありますが、人の孤独には無関心なのだとも思いました。多分、次女には自分の状態がもっとも気になることなのでしょう。それに次女の言うことにも一理あります。現在主婦をしている人はかつて、恋愛をして結婚相手を決め、今の立場になりました。
結婚をしてからはお互いの実家や親戚との付き合いもこなしたことでしょう。もう、自分は精一杯頑張った、そう思えば現在孤独を感じることがあっても、それは頑張った自分へのご褒美なのかもしれないと思えてくるのです。
同じような状況でも、将来次女は自分の状態をご褒美と思える日が来るでしょうか?来るならは、良いのですが…
よろしくお願いします。