使い捨てはもったいない、とずっと思っていました。頻繁に使い捨てをするとゴミも増えて嫌でした。だから、独身時代はよく使っていたコロコロ(粘着テープ)クリーナーはずっと使っていませんでした(娘たち、特に次女は愛用しています)。
コロコロクリーナーだけでなく、私はここ20年ほど掃除機は音が嫌で使っていません。リビングに敷いてあるラグは、洋服のホコリを払うための小さなほうきでホコリをかき出していたのです。かき出したホコリはちりとりに集めて捨てていました。
久しぶりに使ったら、すごく良かった
それで何年もやっていたのですが、今月に入って、夜中に起きていた次女がコロコロクリーナーをリビングに置きっぱなしにしていたのです。どうせなら久しぶりに使ってみるかと思い、実際に使ってみると、今までよりも掃除の時間がグッと短縮されたのです。
このたった1回で、私は毎日コロコロクリーナーを使うようになってしまいました。とにかく楽で早い、音もしないので、止められなくなりました。ゴミは出ますが、もう後戻りできません。それに使い終わった粘着シートくらいでは、家のゴミが大幅に増えるなどと言うことはないのです。先日はドラッグストアで替えの粘着シートまで買ってきました。
20年も使っていなかったのに、使い出すとあっという間に逆戻りしてしまった自分自身に驚いています。私が使っているのは、カーペットでもフローリングでも使えるタイプのものです。20年ほど前には画期的な商品でした(カーペット専用のものは粘着力が強くて、フローリングに使うと、ベッタリと張貼り付いてしまい、掃除になりませんでした)。
良いからずっと売れている?
同じものがまだ売られていることにも、感心しました。それだけ需要があるということですから。考えてみれば、長女も次女も自分の部屋の掃除にはコロコロクリーナーを愛用しています。
彼女たちは、ゴミが粘着テープにくっつくのが信頼感があるというのです。モップや掃除機はコロコロクリーナーよりも信頼感が劣るそうです。
確かに粘着テープにゴミがくっつくのは、目に見えるのでわかりやすいし、達成感もあります。それに我が家のコロコロクリーナーの本体は私が独身時代、一人暮らしをするときに買ったものです。今どきのもののように自立したりはしませんが、(しかも私はケースに出し入れするのが面倒で、ケースを捨ててしまいましたが)現在も十分に使えます。
本体の方はすでに30年以上も使っているので、これで粘着テープを使い捨てにするのが差し引き0にならないかな…などと考えています。
環境に優しくできない?
私は近年、布巾ではなくペーパータオルも使うようになってしまったため、世の中の流れに逆行しているのかもしれません。私には、年を取る毎に使い捨てを止めて、環境に優しい生活になるのが自然の流れだというイメージがありました。
私は子どもたちが幼かった頃は、布おむつを使い、洗濯にはバケツで汲んだ風呂の残り湯を使っていました。しかし、年を取る毎に私は疲れやすくなり(別に病気は持っていません)、気が短くなりました。
布巾を清潔に保つためにアレコレするのも、掃除に時間がかかるのも嫌になったのです。少しは自分を甘やかさないと、これから先の何十年間を乗り切れないかもしれません。自分を楽にするのは結局自分だけなのではないでしょうか。
それを考えると、コロコロクリーナーくらいは良いかな~、と思っています。すみません、言い訳ばかりを書いてしまいました。