先日、あまりに換気扇がうるさいので堪りかねて耳栓をしてしのいだという記事を書きました。
ここ数年、やたらといろいろな音が気に障ってうるさく感じるのは、何となく更年期障害が関係しているんだろうと思っていたら、本当にそうらしいです。こんな記事を書いてくれている方がいました。
こちらのブログはかつて機能性ディスペプシアについての記事を興味深く読ませていただきました。
更年期に音がうるさく感じるしくみ
更年期障害により自律神経の働きが悪くなり、脳の血流が低下した結果、脳が過敏状態となりちょっとした刺激(音など)が気に障るようになるそうです。私と同い年の女性が、やはり音が気になる、イラッとすると言っていますから、きっとかなり多くの人が知らず知らずのうちに音に敏感になっているのではないでしょうか。
脳が過敏状態になるのは、脳への血流が低下して衰える、判断力や思考力を何とかしようとするかららしいです。やはりそうか~、と納得するとともに、何となく物悲しい気持ちになりますね。
更年期が延長?
ところで、更年期に起こる不調を更年期障害と言っていますが、かつて更年期とは閉経前5年と後5年、合わせて10年間と言われてきました。しかし、最近では必ずしもそうではなく、60歳くらいまでは更年期障害の症状が現れることもある、と言われるようになったのです。
私が閉経したのが51歳の秋でした(母が亡くなる直前だったので、よく覚えています)から、私は自分がめでたく更年期を通り越したのだと思っていました。確かにあれほど悩まされていた胃の不快感などはかなり軽減していますが、なくなっていない症状もあり、これはどういうことなのか、更年期の名残なのかなどと考えていたところです。
60歳までは後2年以上あります。もう終わったと思っていたものが、後2年もあるとは拍子抜けも良いところです。しかも、更年期というのは閉経しないと、始まりがわかりません。閉経というのも、月経があってから一年間何もなければ閉経なので、すぐに自分が閉経したかどうかはわからないのです。
2~3カ月月経がなくて、閉経かと思っていたら違う、ということを私は40代の終わり頃に何度も繰り返しました。最終的に閉経して初めてあの頃が更年期の始まりだったのだと思い至りましたが、それはまだ40代半ばの頃でした。私には何の気構えもありませんでした。更年期が始まる前から、そろそろだぞ、と心の準備をしておけたら、どんなに良かったでしょう。
しくみがわかっただけでも良かった!
ただ、自律神経の働きが悪くなるのは、更年期でなくても起こりうることです。現に我が家の2人の娘たちもやたらと音に敏感です。だからこそ、長女も耳栓などを買っているのでしょう。ただうるさいと言われるよりは、なぜうるさく感じるのかの仕組みを簡単にでも理解していれば、少しは相手に寄り添う気持ちになれるかもしれません。
それにしても、私の更年期はいつ明けるのでしょうか。そしてその時が着たら、私はおおらかで胃腸の調子も良い、健やかなシニアへと変貌できるのか、不安と期待でいっぱいになっています。
でも、仕組みがわかっただけでも、少し心強い気がしています。これは更年期のせいであって、自分が年を取って気難しくなったわけではないと思うだけでも、心が軽いように思えるのは気のせいでしょうか?
まあ、最終的には自律神経に整って欲しいな~、と思っているわけですが。