6月15日に届いたマスク

生活

国からのマスクが6月15日に配布完了とテレビで知って、驚きました。知ったのが13日の夕方だったからです。本当に来るのかな、と思っていました。どうしても国からのマスクが欲しいわけではありませんでしたが、来ると言っていたものが来ないのは気になりました。

マスクを手にして思ったこと

でも、実際にマスクは15日の夕方に届きました。本当に来たんだな~、と思い、届けてくれた郵便局員の方々に感謝の気持ちがわきました。実は長女の友人が郵便配達のアルバイトをしていて、マスクを届けるのは大変だと聞いていました。

マスクの配達はすべての業務が終わった後の時間を使うことになっている上に、残業手当が出るわけでもないので、タダ働きのようなものだと友人はこぼしていたそうです。

マスクに比べると早く手にすることができたのが、国からの支給金・10万円です。

給付金は早かった!

これは私が住んでいる市ではゴールデンウィーク明けに申請書が届き、すぐに申請できました。口座に振り込みがあったのは5月22日のことでした。国からの支給金ですが、実際に申請書の発送や手続き、振り込みを担当したのは自治体ですから、それぞれの地方自治体の底力がよくわかる結果となったように思います。

私が住んでいる市では申請書の発送を業者に委託せずに、すべて市の職員が休日出勤をして行ったそうです。発送の作業だけでなく、申請書や封筒の印刷まで市の職員が行いました。

一斉に給付金の受付が行われたために、封筒まで品不足になってしまったので、これを業者に頼っていたら、きっと私たちが給付金を手にできるのはずっと後のことになっていたでしょう。まさか申請書や封筒まで印刷していたとは思わなかったので、知ったときにはずいぶんと感心しました。

この大人げなさはどこかおかしい

なぜ私がこんなことを知っているかというと、市長によって市の広報誌にいきさつがすべて記されたのです。つまり市民に向けて、私たちはがんばりましたとアピールをしたわけですね。自分で言うのか、とも思いましたが、結果としてずいぶん早く給付金が受け取れたわけですから、これくらいのアピールはご愛嬌だと思いました。

それに比べるとアベノマスクという呼び方はけしからんだの、不要品のように回収しないで、家に備蓄しておけだの今になってもマスクについてはずいぶんと大人げない発言がされています。どこかこの国はおかしいのではないかと思わざるを得ません。

受け取った人がマスクをどうしようと自由なはずです。さすがに新品のマスクを捨てたりするのはもったいないと思いますが(しかしたとえ捨てる人がいたとしても、それをどうこう言うのはおかしなものです)、マスクを回収している人は必要な人に届けようとしているのだと思います。その行動をとやかく言うのは大人のすることとは思えません。

例えばこれが給付金なら話はもっとわかりやすいでしょう。給付金の使い道を指定されたら、私たちは不愉快になるはずです。どのように使おうとそれは私たちの勝手だからです。

おかしいと思ったことを忘れない

国が主導するか、地方自治体が主導するかの違いをまざまざと見せつけられる結果になってしまいましたが、この違いがあったことを私は忘れないようにします。みんながこのことを忘れないようにするのが、結果としてはこの国を守ることにつながるような気がします。

コロナ禍がなければ、ここまで自分が住んでいる国について考えることはなかったでしょう。これはやはり良い機会なのだと思いたいです。

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