山口県阿武町で463世帯に10万円ずつ給付されるはずだったお金がすべて1人の若者へと誤送金されたために、とんでもない事態となりました。24歳の男性はお金はすべて使い切った、手元にはないから返還できないと言っています。
彼は、数社のネットカジノですべてを使ったと証言しているそうです。町側はまだ納得していないようで「真実が知りたい。知った上でお金を回収する方法を考えたい」と語っている様子が今朝報道されていました。
お金がないことの証明は難しいのでは？
若者がギャンブルに手を出した可能性は0ではありませんが、ネットカジノをする人は、短期間のうちに4630万円という大金をつぎ込めるものなのでしょうか。すべてなくなってしまったということは、すべて負けたということです。そこまで負けが込む前に、少しは考えないのでしょうか。一気に負けるだけでは、何も面白くないと私は思うのですが…私は彼がまだ、何かを隠しているような気がしてなりません。
私の夫もかつてはパチンコが大好きで、ちょっとのスキを見ては家計費を持ち出してパチンコ屋に向かいました。その夫が、テレビを見ながら「コイツは4630万円すべてではないかもしれないけど、絶対にかなりの金額を隠し持っている！」と言っていました。夫の言葉には妙に納得できました。同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
今日の報道を見ていてもモヤモヤは止まりませんでしたが、同時にこうも思いました。もし彼の言う通りすべてをネットカジノで使い果たしてしまったら、それを証明する術はないのではないか、と。貯金通帳の数字を見れば、貯金があることの証明になるかもしれませんが、例え残高が0であっても、それは無一文の証明にはならないでしょう。家に現金があるかもしれない、別の口座に貯金があるかもしれないのです。
男性は服役するだけで済むのか？
件の男性が誤送金された4630万円をすべて使い果たした上に、支払い能力もないことを証明するのは、とてもむずかしいことではないでしょうか。支払い能力がなければ、彼は数年服役するだけで、その期間が終わったら何のペナルティもないのでしょうか。そして町民に支払われるはずだった給付金についてもとても気になります。
男性が全額返金をして、町民に予定通り10万円ずつ支払われれば、一番良いと思います。しかし、返金が全く無い場合はどのようにして支払われるのでしょうか。もし給付金の財源が町民からの税金の場合、何の罪もない町民の税金が更に上がってしまうのでしょうか。それとも国が援助をすることになるのか、考え出すと本当にモヤモヤします。もし、国が援助をするなら、私たち全員に関係してくるように思います。
こんなにモヤモヤするなら、情報をシャットアウトすれば良いのですが、私はとてもこの報道を気にしているようで、ニュースなどを見ているとつい食い入るように情報を見てしまうのです。それにしても、これだけ世間を騒がせておきながら、名前も公表されないとは日本は穏やかで良い国だと思います。私も安心して住むことができるというものです。
よろしくお願いします。
