残された物でわかる!意外な自分の姿

生活

最近は50代も残り少なくなったので、自分の周りを見直して、少しでも断舎離を進めようとしています。片付けをしていると、意外なものも発見されます。

どれも使用期限がとっくに過ぎているであろうものたちです。食品や飲み薬なら躊躇なく捨てますが、そうでないものはまだまだ使えるので、捨てるのをためらいます。今回見つけたのはスプレー式洗濯のりと虫よけスプレーです。

洗濯のりに秘められた思い

洗濯のりの方は結婚して間もない頃に買いました。当時夫はスーツを着て通勤していました(現在は作業着です)。ワイシャツをいちいちクリーニングに出すと、もったいない、と言われて買ったものです。

アイロンをかけただけでは、ワイシャツがピシッと仕上がらなくて洗濯のりだけでなくアイロン台まで買ったのですが、夫は仕上がりが気に入らなかったようです。しばらくは夫が自分でアイロンをかけたりしていましたが、そのうちに転職した夫はワイシャツを着ることはなくなりました。

アイロンもアイロン台もほとんど使うことはなくなり、洗濯のりも一緒にしまいこんでいたのでした。アイロンは本当にたまに使うものになり、そのときはわざわざ台を出さなくても、座布団などを代わりに使うのでも十分でした。

使わないものは早く処分すれば良かったのですが、なぜこんなに長い間洗濯のりを取っておいたのか、自分でもよくわかりません。どうも私はアイロンかけが上手にできる奥さんに憧れていたようなのです。

いつかまた、アイロンをかける機会が来ると私は思っていたのかもしれません。そのときに困らないようにと洗濯のりとアイロン台を取っておいた、ということでしょうか。しかし、今までの20数年の間にそんな機会はありませんでした。

私はアイロンかけが上手にできる奥さんになりたかったけれど、なれなかったというほろ苦い思いでとともに、洗濯のりを処分しなくてはなりません。

今回は捨てない

捨てることも考えましたが、スプレー容器に入ったものを捨てるのは手間がかかります。以前、夫の弟が残していったものをまとめて処分した経験があるので、それはよくわかっていました。

結果、私は今洗濯のりを毎日使っています。自分のTシャツや夫が作業のときに着るポロシャツに使っています。スプレー式は漬け込む手間がないので、便利に使っています。

スプレー式の洗濯のりは、アイロンをかけるときに使うもの、という思い込みがありましたが、別にそうでなくても良いのだと気が付きました。どこにもアイロンかけのとき以外は使わないでくださいとは書いてありません。

くたびれたTシャツも洗濯のりをかけると、少しシャキッとして夏は気持ちが良いです。生地に張りがでるため、たたみやすいというメリットもあります。私は、そのものとちゃんと向き合うと、活用する方法がわかることもあるのだと発見したわけです。いつか使うかもとしまいこんだままでは、それはできないのかもしれません。

まあ、30年近くも前の洗濯のりですから、嫌だと思う人もいるでしょうが…

おまけ・虫除けスプレー

虫除けスプレーは、ヒノキやヒバの香りで家に害虫(ゴキブリ)を寄せ付けない、という効用が気に入って買いましたが、効果があるのかないのか、今ひとつハッキリしませんでした。それで、段々使わなくなってしまったのです。

洗濯のりに比べれば、ずっと最近のものですが、それでも4~5年経ってしまいました。また、気持ちを入れ替えて、使おうと思っています。もう、香りも飛んでしまったかもしれません。気をつけていても、こうして使わないもの、使えないものが出てきてしまいます。

これは自分の責任ですから、行く末を決めてやらなくてはいけませんね。でも、小さなものにも自分の思いがこもっていることがあるのは、なかなか興味深いことだと思います。

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