弟を見ていて次女のことを考える

心 家族

夫が脳梗塞のリハビリのために入院している(夫の)弟に会ってきました。医師や理学療法士からは丁寧な話が聞けたと言っていましたし、コロナ禍にもかかわらず本人と面会できたので、安心できたようです。

弟が倒れた原因

入院してから弟は10kgほど痩せたそうです。入院した直後、多分弟は100kgくらいの体重だったと思います。休職して誰にも会わずにいるうちに(つまり引きこもっているうちに)、糖尿病まで発症していたと言います。休職したきっかけはうつ病でした。

もう、10年以上前になりますが、弟は転勤で他県に住むことになりました。関東から関西圏への転居で、家族もいなかったために弟は孤独になったのだと思います。度々〇〇県は俺に合わない、とグチをこぼすようになりました。

そして土地柄が合わないだけでなく、新しい職場での人間関係も弟には合いませんでした。〇〇県に住んでいるような奴らとは合わないんだ、とまで言うようになり、最終的には職場に行くことができなくなったのです。

しかし、弟は会社に掛け合い、もとの職場に戻してもらいました。また関東に戻れて本当に良かったと本人も言っていましたから、問題は解決したと思っていました。それから、現在まで弟からは数えるほどしか連絡はありませんでした。

そうして連絡があったと思ったら、また休職している、経済的に不安だという話を聞かされたのです。その連絡があって3日もしないうちに弟は脳梗塞で倒れてしまいました。

心と身体はつながっている

最初は確かに精神的な問題だったのに、それが弟の身体まで壊してしまいました。いろいろと不安を抱えた弟が行き着く先は食べることと飲むことでした。止めてくれる家族はいません。もしいたとしても、食べることや飲むことを止めることはできたでしょうか。

そういったことは一番個人的なことで、たとえ血のつながった家族でも止めるのは難しいと私は思います。

私は弟を見ていて、心と身体はつながっていることを今更ながら実感しました。心が立ち直れば、きっともっと弟は健康的な生活を送ることができるでしょう。

引きこもりが壊すもの

我が家には引きこもって4年になる次女がいます。今はまだ若いから、身体に問題はないかもしれませんが、このまま年をとったらどうなるのかと考えざるを得ませんでした。そしてもし、次女が弟のように身体を壊してしまったら、そのときの面倒は誰がみるのかとも考えました。

もちろん、私たち夫婦のどちらかでも生きていたら問題はありませんが、もし長女だけが残っていたらと考えると何とも言えない気持ちになります。次女が身体を壊したら、長女の生活を壊すことにつながりかねないと思うからです。

昔の親が娘や息子に早く結婚しろ、と口うるさく言ったのは、早く助け合う家族を作って、親を安心させて欲しいという気持ちの現れだったのかもしれないなと思います。

まあ、将来への不安から逃れるためだけに結婚しても上手くいくとは思えません。親が自分の不安を払拭したいあまりに、いろいろと言っても何のためにもならないわけですから、私もあまりにも不安にとらわれないように気をつけたいです。

せめてこれだけは…

日本中に引きこもっている人はかなりたくさんいるようですが、自分が身体を壊したときのことだけは考えておいたほうが良いと、弟を見ていて思うようになりました。入院や治療にはお金がかかります。一時的なことなら、何とでもなりますが、一生付き合っていかないといけない病気もこの世にはたくさんあります。

掛け金が安いもので十分なので、ぜひ生命保険(医療保障の付いているもの)には入っておいて欲しいです。入院してすぐに医療費限度額申請をしておけば、自己負担額以上の支払いはしないで済みますが、それでは思ったよりも負担が減った感じがしないです。

食事代や差額ベッド代は適用されないので、入院が長引けばそれだけ負担が大きくなります。やはりかかった医療費をまるごと負担してくれる生命保険にかなうものはありません。

精神状態が良くないのに、そんなことを考えられないと思っている人は多いでしょうが、そんな状態だからこそ病気になるかもしれません。保険のことを真剣に考えて欲しいと思います。

弟は保険に入っていなかったようで、今私たち夫婦は医療費の支払いに大変な思いをしています。そのうち、我が家の家計も壊れてしまうかもしれません。本当に引きこもりが壊すものは大きいと思います。

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