夫が行ってきます、と玄関を出て、すぐに戻ってくることが結構あります。十中八九マスクを忘れたときです。その度に「あ~、嫌だ嫌だ!なんでマスクなんかしなくちゃいけないんだ、面倒くさい」と文句を言います。
マスクなんて止めてしまえと思う
いい加減、マスクを着ける生活に折り合いをつけても良い頃だと思いますが、夫は一向に文句を言うのを止めません。そんなに嫌なら、もう着けるなと私は言いたいです。マスクを何のために着けるのかを考えて、それが自分にとって優先順位の低いことなら止めてしまえば良いのです。
マスクの目的は感染予防です。相手に感染させないことはもちろんですが、自分が感染しないためでもあります。夫は常々、感染したって構わないと公言しています。コロナはカゼのようなもの、インフルエンザ程度のことなら家で寝ていても治ると言います。
コロナで亡くなる人については、カゼでもインフルエンザでも亡くなる人はいるから、それで自分が亡くなっても、もう寿命だと考えるから良いのだそうです。
しかし、現在コロナにかかったところで、すぐに入院治療ができるわけではなさそうだし、そのために多くの人の手を煩わせることになるのが怖いから、みんなはとりあえずマスクをしているのだと思います。
ただ、それも夫にはわかっていることですから、私は何も言うことはありません。誰もがみなコロナで死にそうな目に遭うとも限りませんし、マスクですべてのリスクを回避できるとも限りません(もし、マスクで完璧にコロナが防げるなら、呼吸もできないのではないかと思うのですが、違うのでしょうか?)。だから、マスクをしたくなければしなければ良いのです。
意外に気にならなかったから
先日、私はいつものスーパーに買い物に行ったとき、マスクをしていない男性と2回すれ違いました。このとき、自分でも意外なほど、マスクをしていないということが気にならなかったのです。
どちらの男性も別に私に話しかけるわけではないし、近付いてくるわけでもありませんでした。そして、私はマスクをしているわけです。別に不安になるようなことはありませんでした。鼻だしマスクて喋りかけてくる人よりも、よほど良かったです。
私は少しでもリスクを減らすために、外ではマスクをするけれど、それを名前も知らない赤の他人に強制しようとは思わないというだけのことです。これも現在感染者数が落ち着いているから、思えることかもしれませんが。
ただ、夫は人目が気になるのだと思います。マスクをしていないことで、非常識と見られたくないという思いが強いのかもしれません。マスクをしないなら、人目も噂も気にしない精神が必要だし、マスクをするなら多少の面倒臭さは我慢する必要があります。そう考えて、自分でどちらかを選択して、もう文句を言わないで欲しいです。
どちらも尊重されるべきでは?
マスクを絶対にしなければいけない社会も嫌ですが、苦しいからマスクをしたいのに、それが許されないのもどうかと思います。
コロナが流行し始めた頃だったか、接客業の人がマスクをして店頭に立っていたら、クレームが来てマスクを外さざるを得なかったという記事を読んだことがあります。コロナ以外にもマスクをしたい理由は花粉症など、いろいろと思います。もし、マスクができなくて症状が悪化したら、誰かが責任をとってくれるのでしょうか。
マスクをしたい人、したくない人、どちらの気持ちも尊重される時代になれば良いと思います。ちなみに夫の職場では、屋外で肉体労働を行うため、マスクをしている人は皆無だそうです。だから、余計にマスクに慣れないのかもしれません。
しかし、職業柄1日中マスクを外せない人もいるわけです(我が家の長女もそうです)。そういう人のいることを思えば、夫が文句を言うのは…