PTAには、本部役員もあります!

PTAは国の縮図? PTA

PTA役員には各クラスから選ばれる役員(例えば広報委員会)のほかに、本部役員というのがあります。PTA会長は、この本部役員にあたるわけです。

保護者と学校のパイプになることが大切な役割

本部役員の学校内での役割は、各役員を統括して、学校とつなげることです。役員がどんな活動をしているのか、学校側に知らせます。学校側はそれについて要望を伝えることもあるし、反対に役員たちが活動しやすいように学校側に要望を伝えることもあります。そのために役員、本部役員、学校側により、毎月のように定例会議が行われます。

役員を統括することが目的ですから、本部役員には前もって役員の経験者が選ばれることも多いです。どんな活動をしているか知っている方が、都合がよいわけです。

学校では年に何回か大きな行事(運動会やバザー、卒業式など)がありますが、それも本部役員が取り仕切って、PTA役員に動いてもらいます。誰か主導する人がいないと、人数の多い役員の皆さんは、効率よく動けないでしょう。みなが効率よく動くためのタイムスケジュールを作るのも、本部役員の大切な仕事です。

PTA会費に関することも大切な仕事!

各家庭から集金したPTA会費の配分も本部役員の大きな仕事です。もちろんPTA活動にも使われますが、会費は学校側にも配分されます。公立の学校だと、何かが足りないから欲しい(例えば扇風機やプロジェクターなど)という状態になっても、自治体からのお金はすぐに降りません。PTAからの会費は学校にとってはとてもありがたい存在です。

かなりまとまった金額なので、本部役員には会計がいますが、学校側にも会計を担当する人がいて、どんな使い方をしたのかがわかるようになっています。時には、使い方について学校側に本部側が、ダメ出しをすることもあります。

地域内で連携が取れるのは、本部役員がいるから

1つの学校のPTAは、地域のほかの学校とも連携をとっています。連携をとっているからこそ、地域の情報が入ってくるし、よいことなら真似をしよう、となるわけです。だから市P連や県P連などの団体が存在していて、そこでもまた役員が存在します。定期的に会議があり、本部役員(会長か副会長)が出席します。

監査や書記って何をしているの?

PTA本部には会長、副会長、会計のほかに監査や書記という役職があります。学校によって名前は違いますが、監査や書記の主な仕事は定期的に学校側と行う会議についての記録を残すことで、同時にその会議を確かにしたという証拠のお手紙を全校のPTA会員に向けて出すことです。ほかにも会員に向けての手紙やお知らせを年間に何通も出すことになっていますから、すべて監査や書記が用意します。

一口に手紙を作成するといっても、届けたい日までに原本を作成、間違いがないかをチェックしてもらった上で、人数分を印刷、クラスごとに仕分けして、先生方に配ってもらうようにお願いしなくてはなりません。大体例年通りに作っていればよいのですが、新しい行事ができれば、一から考えなくてはならないので、面倒な仕事ではないでしょうか。

まず、知って欲しい!

本部役員が何をやっているのか、今ひとつわからない人も少し、わかっていただけたでしょうか。本部役員には、よくないイメージを持っている人もいるでしょう。役員の活動費や内容に対して口を出してきたり、運動会やバザーのときにも偉そうにしている、などと思っているかもしれませんが、本部役員の仕事の内容を知ってみれば、納得できるのではないでしょうか。

私が実際に小学校と中学校で引き受けたのは、監査の仕事で、手紙やお知らせを作ることに明け暮れました。PTAの役員をやったことがないと、1年の行事のリズムも知らないわけですから、やはり役員の経験者が本部役員を務めるのは仕方のないことだと思います。

どうすれば、保護者の負担は減らせるのか?

でも、その分負担が増えることは事実です。1人の子どもにつき1回役員をすればよいといわれているのに、本部役員をすると1回余計に役員をすることになるからです。でも、PTAで削れる仕事はいろいろあると思いますが、本部役員を完全になくすことはできないのではないかと思います。学校と役員(つまり保護者)をつなげるジョイント部分の本部役員がなくなってしまったら、保護者の側も学校の側も、両方が困ってしまうことになりそうです。

この負担を減らすために何をしたらよいのかは、私にはわかりませんが、まずとにかくみなに本部役員について知らせることから始めたらよいのではないかと私は考えました。必要性が納得できれば、本部役員は残っていくだろうし、必要性がなければ、それに代わる方法が出て来ると思います。みなが知れば、みながジャッジできます。きっと良い知恵も出て来るでしょう。

ご注意:私が子どもを通わしていた学校での経験をもとに書いたため、読者の方の実情とは違う場合がありますが、ご了承ください。

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