料理について思うこと

生活

専業主婦ですから、毎日料理をします。お弁当も作ります。
食中毒が多くなる季節には気をつかいます。肉ばかりではいけない、魚も食べなくては、と考えますし、野菜も多く摂らなくては、とも考えます。

それは本当に責任感なのか

私の不注意で、家族の健康が害されてはいけないという、過剰なまでの責任感が私にはあります。主婦になってから、もう28年たちますが、料理はほとんど義務感だけで作っているので(私は料理が好きではない)、この責任感だけが私を動かしています。

でも、たまに考えます。私の責任で健康が左右されるなら、毎日人に料理を提供するって、支配することと同じではないかと。料理を通して家族を健康にできるなら、その逆もできるのではないかと思うのです。意識して濃い味のものを提供し続けて、家族の味覚を麻痺させるとか、血圧を上げるとか、やろうと思えば主婦にはできます。

1度に濃い味にしたら、文句が出るかもしれませんが、毎日少しずつ濃い味にしていったら、自分たちの好みがこんな味なんだと家族は思い込むのではないでしょうか。そんなひどいことはしない、という主婦がほとんどでしょうが、『私が家族を健康にしてあげている』くらいのことは誰でも多少は考えているように思います。

家でご飯を食べないのは、実は正常

だから反抗期の少年少女が家でご飯を食べなくなるというのは、まったく正常な反応で、大人になって自立していくための第1歩だと私は考えています。今から30~40年ほど前には、そんな話をよく聞きましたが、最近は、反抗期だから家のご飯を食べないなんてことはあるのでしょうか?家のご飯が一番いいね、などといっているうちは、自立は遠いでしょう。まあ、作る方としては作ったからには食べてもらえないと、腹は立ちますね。

毎日の料理が、栄養を摂るとか、みんなで楽しく食べるという本来の目的から、離れていないかたまに考えてみるとよいかもしれませんね。もしかして、家族のことを考えているようで、実は支配欲の塊になっていることがないとは限りません。

逆に料理が嫌でたまらないときには、私は支配しているんだ、支配者なんだ、と考えて乗り切ることもできますよ。

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