昨日は久しぶりに寒さが緩み、我が家の近辺でも最高気温が10℃を越えました。一気に春を思わせる陽気になったせいか、午後になると次女が身支度を始めたのです。
次女はここ数年は風呂も数日に1度しか入らない有様でしたから、身支度をするのは珍しいなと思いましたが、私の方からはあえて「どうしたの？どこか行くの？」などとは言いませんでした。あれこれ聞くと、説明するのが面倒で、次女の気持ちが萎えてしまうかもしれないと思ったのです。
イメチェンしていた次女
3時間あまりも経って、日が暮れた頃に帰ってきた次女は肩まで伸びていた髪の毛が綺麗サッパリなくなって、かなり短めのショートヘアーになっていました。こんなに短くするのは幼児の時以来で、私も夫も驚きました。
次女は近所のショッピングモールにある1000円カットの店でヘアカットをして来たのです。今までは自分で見つけた美容院（そこは客に話しかけない店で、完全予約制。客は自分しかいないため、引きこもりで人と接するのが苦手な次女にはピッタリの店だったそうです）まで出かけていました。けれど次女にとっては、予約をするだけで心の負担になったそうです。
次女は予約を入れたことで、予約の日時に間に合わなかったらどうしよう、具合が悪くなったらどうしようと考えてしまい、夜も眠れなくなってしまったと言っていました。美容院は値段も高いし、それならダメでもともと、予約の要らない1000円カットに行ってみようと考えたようです。
1000円カットはメリットがたくさん
結果は大成功だったと、私は思います。ボウボウに伸び切った髪の毛がさっぱりしただけでも良かったですが、ショートヘアーは次女によく似合っていたし、カットもなかなか上手だと思いました。これなら私も1000円カットの店に行ってみたいと思うほどでした。
そのときに当たる技術者の腕によって当たりハズレがあるのかもしれませんが、値段を考えるとたとえハズレるリスクがあってもお得なのかもしれません。髪の毛はいずれまた伸びますし…
いちいち予約をしなくても良いので、気分が良いときにすぐに髪の毛を切りに行けます。次女のような性質がある人（感情や体調に波があります）にとっては使いやすいでしょう。また、本当にカットをするだけなので、時間があまりかからず、会話の機会が減ります。このことが次女には気楽なようでした。
値段が安いこと意外にもメリットが多かった1000円カット。人気が出るのもわかるような気がしました。平日の午後でもかなり混んでいたことだけが不満だったと次女は言っていました。
シャンプーも楽になったし、今度はもっと短くしても良いな、と次女は自分でもまんざらでもなさそうで、それを見ている私まで嬉しくなりました。
それにしても、次女がヘアカットに行っただけの記事でこんなタイトルをつけてしまう私は、毎日かなり次女のことを気にしているんだな、と今更ながら感じました。髪の毛を切っただけで、何かが変わるわけはありませんよね～。
よろしくお願いします。
