節分に鬼を払う

季節

今年も早いもので、もう節分が終わってしまいました。我が家ではもう小さな子どもがいないので、豆まきはしませんが、福豆は食べます。

節分に何食べる?

炒った大豆はおいしいので、ついつい食べ過ぎます。私はきっと年の数よりかなり多く食べています。私が住んでいる地域では、節分にけんちん汁を食べる家庭が多いです。10歳のときに引っ越してくるまで、豚汁は知っていてもけんちん汁のことは知りませんでした。

今では醤油を吸って茶色くなった豆腐がおいしいと思っていますが、子どものときは何で豚汁に豆腐が入っているんだろうと、不思議に思っていました。けんちん汁はもともとが精進料理だったので、肉の代わりに豆腐を入れたそうです。昔お使いに出たお寺の小僧さんが転んで、持っていた豆腐が崩れてしまったそうです。それをもったいないからそのまま入れたことが、豆腐を入れるようになった理由だそうです。

私が住んでいる地域は、昔から農家が多く、冬には根菜類が豊富だったためにけんちん汁が多く作られるようになったようです。体も温まるし、たくさん作るほどおいしくなるので、忙しい農業の傍らに食べるのに便利だったのです。後に豚を飼う家が増えたために、出汁の代わりに豚肉も入れるようになりました。

節分のメニューで、体の中から鬼を払う

私が住んでいる地域では、節分だけでなく、冬至にもけんちん汁を食べるし、秋や冬に人が多数集まるとき(運動会なども)にもけんちん汁が活躍します。今年はけんちん汁のほかにメザシ(イワシだから)や煮豆も用意しました。けんちん汁のときは、文句が多い夫も引きこもりの次女も、野菜が嫌いな長女も喜んで食べてくれるので、作る私もうれしいです。

次女にいわせると、けんちん汁は優しい味、安心できる味だということです。私はいまだにけんちん汁でなくても、豚汁でもよいと思っているところがありますが、長女と次女にとっては子どもの頃から食べている懐かしい味なのでしょう。

そんなことを考えながら食べていると、特に豆まきをしなくても、けんちん汁やメザシで心が穏やかになり、鬼が払われたように思えました。

鬼はどこにいる?

鬼というと病気やケガ、事故など大事を思い浮かべますが、自分の気持ちの中にも鬼はいるようです。後悔や悲しみ、怒りなどマイナスの感情が自分の中の鬼ではないかと私は思います。

ここ数日、いろいろとうまくいかないことがあって、私の心の中から鬼が出ていってくれないようで、自分でも困っていました。外に対して怒っていたようでも、結局ダメージは自分に帰ってきました。でも、節分の効果があったのか、段々と心が落ち着いてきて、今日はライティングの仕事をしたり、こうしてブログも書けました。

やはり定期的に鬼を追い払う節分は、現代人にも必要ですね。また、昔のように大きな声で豆まきをしてみようかな、なんて考えてしまいました。

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