長女は痒みがひどいらしい

長女

長女が背中を痒がっています。子どもの頃はアトピー性皮膚炎で度々皮膚科に通院していましたが、大人になってからはあまりアトピーの話はしなくなっていました。まあ、私も痒ければ自分で医者に行くだろうと、気にしていなかったのです。

しかし、ここ最近のコロナ禍のせいなのか、症状はひどくなる一方で、とうとう来月には(あと数日ですが)必ず医者に行くと言い出しました。今まではわざわざ医者に行っても、それほど事態は変わらないから、と腰をあげようとしませんでしたが、よほど症状がひどいのでしょう。

背中の痒い部分は赤くただれて皮が向けてしまい、そこから浸出液が出てきて布団を汚すほどだと言います。

もともとストレスが溜まりやすい?

長女は普通の人と同じように生活するのには、もともとかなりのストレスがかかっていると思います。

長女には発達障害の可能性があります。一時期、不眠に悩んで心療内科に行ったことがありましたが、そこで不眠は発達障害のせいかもしれないと言われました。

長女は発達障害だと断定されたわけではありませんが(診断テストを受けて、かなりの可能性で発達障害であるという結果が出たのですが、長女は診断を望まなかったようです)、発達障害だと考えたほうが、腑に落ちることが多くありました。

例えば音や光にかなり敏感で我慢ができないこと、部屋がどうしても片付けられないこと、そして気をつけていても睡眠サイクルが狂ってしまい、思わぬところで眠気に勝てないことなどの特徴が長女にはあります。これは、どれも発達障害の人には珍しいことではありません。

しかし、私や夫は長女が発達障害かもしれないとは考えなかったため、一時期はかなり長女を叱りました。ただ、私の場合は長年長女と付き合っているうちに、こんなものだと割り切るようになり、気にしなくなっていったのですが、思春期の頃に、ガミガミ言われ続けた長女は大変だったと思います。いくら言われても、できないものはできないのですから。

発達障害かもしれないと言われると、私は『ああ、やっぱりな。そうだと思った』と、大いに納得できました。

長女はさらにコロナで打撃を被る

それでも長女は自分の好きな漫画を描くという道を見つけて、アルバイトをしながら生活してきましたが、コロナ禍で仕事をもらっていた週刊誌は週刊誌ではなくなり、長女の仕事は打ち切られてしまいました。その後のことは私も聞いていませんが、ネット上で漫画を発表したりしているようです。

実家にいて、家賃や光熱費がかからない生活をしているからこそ、できることではありますが、長女はまだまだ自分の道を諦めていません。

しかし、もともと感じていたストレスにコロナでのストレスが加わって、長女の痒みは止まらなくなってしまったようです。

コロナは思わぬ罠

私が20代だった頃、学校を卒業したら正社員になるべき、20代半ばで結婚して子どもを生むべきなど、いろいろな思い込みがあり、私も母もそれに翻弄されて生きたと言っても良いでしょう。

今の時代、長女にそれを強制しなくても済んで、本当に良かったと思っていましたが、コロナと言う思わぬ罠がありました。

しかし、この罠には長女だけでなく、多くの人がひどい目にあっています。長女を含め、少しでも早くみんながコロナから解放されて、元のような生活ができるように私は祈るだけです。せめてただれた箇所は治って欲しいな…

私は大丈夫と思っていても、強いストレスを受けている人も多いと思います。こんなときこそ、どうか自分を大切にするのを忘れないで欲しいです。長女を見ていると、本当にそう思います。

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