もうすぐ雨水

季節

今年の雨水は2月19日だそうですね。雨水は二十四節気の1つで、これを境に季節が春へと進み、雪が雨に変わるそうです。この日に雛人形を飾ると、良縁を運んで来てくれるそうです。

お雛様を飾るのに踏ん切りが欲しい私

良縁はともかく、いつでもよいと思っていると、雛人形がなかなか出せないことが、よくありますよね。私はあるんです。だから、この日に出すとよい、と誰かに決めてもらえるとかえってありがたいのです。

もう娘たちも成人したので、雛人形の役目は終わったような気がしますが、1年のほとんどの間、しまい込まれているわけですから、年に1度くらいは日の目を見せてもよいのかな、と思っています。

お雛様を買うときに気を付けたこと

雛人形を出すのが面倒になるだろうな、と最初から見越していた私は、お内裏様とお雛様だけのものを用意しました。娘2人が結婚するときに、ちゃんと持たせてあげられるように、2組み用意しました。そして、自分が気に入ったものを買い求めました。

衣装だけでなく、顔つきも私好みのものを探しました。ちなみに私は木目込人形が気に入りました。落ち着いた柔らかい雰囲気だし、衣装が型崩れをすることもありません。夫には「お前のものじゃないよ」と注意されましたが。

ちなみに私が住んでいる地域ではお雛様はお嫁さんの実家で用意する習わしになっていたので、私の実家が支払いをしてくれました。母には嫁の実家がケチだと思われるから、もっと華やかで大きな雛人形を買え、といわれました。

本当に女の子はお雛様に似るのか

そんな母の言葉に耳を貸さずに、気に入ったものを買ったおかげで、今でも飾るときは楽しいです。気に入った顔にまた会える喜びを毎年感じることができます。

ところで女の子は持っているお雛様に似てくるという迷信(?)がありますね。私が子ども時代に持っていたお雛様は、五人囃子までそろっていましたが、1つの人形が高さ6~7cmという小さなものでした。それなのにそれぞれが一人前にお道具を持っていました。よく飾っているときに踏んでしまい、痛い思いをしたものです。

近所のめぐみちゃんは中学生になったときに身長165cmを超える長身でしたが、お雛様は高さ30cmほどもある大きな立ち雛でした。身長が低いことが1つのコンプレックスだった私は、娘たちにある程度の大きさのお雛様を買うことを忘れませんでした。

今年はお雛様と、たっぷり過ごそう

年度末を控えて、何かと気ぜわしいのが2月です。うっかりしているとお雛様を4~5日しか飾れなかった、ということがあるかもしれません。今年は縁起を担いで、雨水にお雛様を出してあげたらいかがでしょうか。たっぷりと見てあげれば、お雛様もうれしいかもしれませんよ。

自分が若かった頃、親に良縁に恵まれるなどといわれると、うるさいなと思っていましたが、今思うと子どもが結婚することが、親としての務めを果たしたことになると当時の母たちは思っていたのでしょう。自分が50代になってやっと少し気持ちがわかるようになりました。当時の母たちは、務めを果たして少しのびのびとしたかっただけだったのです。

私も雨水の日にお雛様の顔を見て、いろいろと考えようと思っています。

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