今年こそはしもやけを回避しようと思い、手の血行を良くしようと、爪の両脇を揉む、ほおずき揉みを実践してきましたが、やはり手は腫れて、痒くなってきました。つまりしもやけになってしまいました。
まだ以前皮膚科に行こうと思ったときのようなひどい状態ではありませんが、放っておくとこの先ひどいことになりそうだという予感はしました。何とかしなくてはと思っていましたが、それでなくても最近ドラッグストアで散財することが多くて(命の母だとか、いろいろ買っています)、とりあえず様子を見ているだけになっていました。
長女が放置していた薬を使ってみると
そんなときに、長女が買って放置していた薬のチューブを見つけたのです。写真のチューブ入りの軟膏ですが、名前は紫雲膏と言います。なんでも華岡青洲という江戸時代の有名な外科医(有吉佐和子の小説に「華岡青洲の妻」というのがありましたね)が作った、由緒正しき薬ですが、これがしもやけにも効果があるのです。
長女はちょうど展示会(自分の絵の展示会でした)の準備で忙しかった時、皮膚の状態が悪化していました。皮膚科に行く時間を惜しんで、売薬でなんとかならないかと思ったようです。
結局長女の皮膚トラブルには紫雲膏は効果を発揮できず、そのまま放置されていたというわけですが、これを私が使ってみたら、意外に良かったです。
今回効果を発揮した理由
実は紫雲膏を以前にも使ったことがありましたが、そのときはチューブをすべて使っても効果が見られませんでした。私はしもやけを薬を塗ることだけで治そうと思っていたため、自分の保温には気を使いませんでした。だから、しもやけは改善しなかったのだと思います。
しかし、今回は水仕事の際にはゴム手袋をする、冬は靴下だけでなく必ずスリッパを履く、など保温にも気をつけています。まだ諦めずにほおずき揉みも実行しています。この状態で紫雲膏を使ったところ、とても効果を感じました。
ちょっとデメリットも…
ただ、クリームではなく、軟膏なのでベタつきます。塗ると痒みがすぐに紛れるため、私はベタつきは気になりません。本当にしもやけが嫌だと思っていると、痒みよりはベタつきを取ろうという気持ちになると思います。
後は臭いです。紫雲膏には独特の臭いがあります。軟膏の基剤(と言うんですかね?)はゴマ油ですから、もっと良い臭いでも良さそうなものですが、私は臭いと思います。また、軟膏の色が赤紫で最初はびっくりします。
それでも、まだ1度も赤紫が何かについて困ったこともないし、臭いと文句を言われてもいないので(そんなに大量に使うわけではないので、当然ですが)、当分使っていこうと思っています。私が使わなければ、きっと紫雲膏は永遠に我が家の洗面所に置き去りにされてしまうので、これも捨てない断捨離の1つということになるのでしょう。
紫雲膏の効能には、傷や火傷、痔などと書いてありました。気になった方は使ってみても面白いのではないでしょうか。