今年は早めにお雛様を飾ったと思いましたが、もう雛祭り当日になりました。本当にこの季節は月日の過ぎるのが早いです。
雛祭りなのに夫がうるさい
我が家の夫は男だけの3人兄弟で育ちましたから、雛祭りとは無縁だったと思います。しかし、現在我が家で夫だけ雛祭りが近づくととてもうるさいです。
桜餅が食べたいだの、ちらし寿司が食べたいだのと言うのは食べ物のことだけですが…本人の言うことには、「俺は季節を大切にしているんだ。季節のものを食べたいという欲求は人間として当然のことなんだ」ということです。
桜餅もどこで買っても良いと言うわけではありません。昔からの馴染みの和菓子店のものでなくてはいけないのです。以前、スーパーで売っている桜餅を買ったところ、それはペロリと食べた上で、「いつものやつも買っておいて」と言われました。
二度手間になるので、それ以来桜餅は他のところで買わないようにしていました。今年は早々に夫本人が和菓子店に行ったのですが、桜餅は売り切れ(地元では人気の店なので)。夫は大変ショックを受けていました。そのため、夫の気持ちはちらし寿司に向かっています。
季節を大切にするのも良いが
今日3月3日、夫は地域の役員会があるので夕方から出かけなくてはいけません。私に昼からちらし寿司を作れと言いますが、私は『なんだかな~』という気持ちです。季節を大切にするのは良いことですが、私にあまりうるさく言わないで欲しいです。
私の考えすぎかもしれませんが、夫の言葉には自分は季節を大切にする繊細な人間で、それに賛同しない私や娘たちはつまらない人間だという気持ちがにじみ出ているような気がします。
季節を大切にすると言っても、夫は最終的に食べ物に気持ちが向かいます(お雛様だって夫は触ったこともありません)。しかも、食べたいものを私にリクエストするだけです。私に言わせると気楽なものですし、それなら季節など大切にするな、と考えてしまいます。
昨年も愚痴を言ってた!
昨年もちらし寿司を作る前にこのブログに愚痴を書きました。
ちらし寿司を作るって、考えてみればそんなに大仕事ではありません。なのに作れ作れとせっつかれると、なぜかとても嫌になってしまいます。
黙ってそっとしておいてくれれば、頑張ろうという気持ちが出てくるかもしれないのに…いや、出てこないかな。とりあえず頑張って干し椎茸だけは水に浸けました。きっと作ってしまえばどうってことはないんですよね?
ちなみに私のちらし寿司は、干し椎茸と人参、ごぼうなどを甘辛く似て酢飯に混ぜて、錦糸卵やエビなどを飾り付けます。最初は具を甘辛く煮るときに、すべて別々に調理していましたが、あっという間に同じ鍋でいいやという気持ちになりました(これは田舎寿司と言うそうです)。
自分でもこうして文章にすると、一体何を嫌がっているのだと不思議なくらいです。しかし、私はいつまで雛祭りに憂うつにならなくてはいけないのでしょうか。なんかもう、お雛様にも申し訳ないです。