夫が定年退職をした後、生活の厳しさを痛感しているという内容の記事を書きました。
私は今まで専業主婦として生活していたので、仕事を始めるとしてもそれほどの収入は見込めないと思います。かつて少しの間だけパートタイムの仕事をしたこともありましたが、そのときも収入は雀の涙でした(それだって、今その収入があればずいぶん助かりますが)。
当面の間は生活費の見直しをすることで、何とか生活していければと思っています。そんな今の私が励みにしているブログがあります。以前からほとんど毎日のように読んでいるブログで、数回紹介もしてきましたが、また紹介したいと思います。
読んでいると勇気づけられるブログ
「夕ごと日記」というタイトルのブログで、書いているのはお雪さんと言います。
結婚当初、お雪さんは自分の実家で生活し、家業を手伝っていましたが、お雪さんの夫が実家の家族とうまくいかずに家を出ることになりました。
実家にいれば住む場所は保証されているのに、生活を別にしたため、新たな家が必要となり、お雪さんは独身時代からコツコツと貯めていた資金を失います。結婚後、預貯金が0になったのです。
まだ幼い息子さんを抱えて、お雪さんはきっとさぞ心細かったでしょう。しかし、お雪さんはそこから生活を見直し、一切のムダを排除。見事に息子さんを育て上げ、現在は夫婦で持ち家である戸建住宅にお住まいです。
もちろんお雪さんも仕事をして、収入の面を補ったのは事実ですが、やはり生活を見直してムダを排除し、生活の道筋を着けてきたことが家庭を大きく支えたのではないでしょうか。
水先案内人がいなければ進むべき方向がわからなくなるように、家計費を使うべきところに使うように導く人がいないと、その家庭は行き先を見失ってしまうような気がします。
普通の人間が厳しい生活に立ち向かうための武器とは
私はお雪さんのことを大変立派な人だと思いますが、ブログを読んでいるとお雪さんもいろいろと心が乱れるのがわかります。
息子さんのこと、夫のこと、そして頻繁には会えないお孫さんのことがブログには登場します。悩んだり苦しんだりすることも多いです。お雪さんは大変理性的に家庭を切り盛りし、見事に難局を乗り切りましたが、至って普通の私たちと同じ人間です。
苦しい生活を前に、『私にはとても乗り切れない…』と考えてしまうことも多いのですが、お雪さんにできることを私にはできないと言ってしまうのは、甘えだと感じるようになりました。
かと言ってお雪さんのブログを読んで、厳しい気持ちになるのかと言えばそれも違います。いろいろなことに心を乱す普通の人間でも苦しい生活に立ち向える、このことをお雪さんのブログから学んだような気がします。
私は家計の管理が厳しい生活に立ち向かうための武器になるよ、と教えてもらったわけです。
私なりにやっていきたい
私は結婚してから家計簿をつけるようになって、すでに20年以上が経っています。それはあまり愉快な作業とは言えず、ともすれば私はこんなに我慢をしているのに夫は…という気持ちになります。
だから、家計簿をつけるのが嫌だと感じることも多いのです。家計簿をつけてもつけなくても、どうせ出費の額は変わらないと思っているのも事実です。
しかし、まずは事実(我が家の経済状況)を冷静に見つめることが大切なのではないでしょうか。今の状況がわからなければ、どちらに動いて良いかもわかりません。私も無事に人生という大きな旅を終えられるように、良い案内人になりたいと思っています。