私はずっと週に1度酒を飲むのを楽しみにしていました。夫は数年に1回は酒を飲んで失態をさらしていましたが、私は週に1度、それもほんの少しの量だから良いのだと思って、飲酒をやめようとは思いませんでした。
しかし、今年の3月にいろいろあって酒を飲んでいると私もいつかは夫のようになる、と思うようになったのです。
酒は好きでしたが、いろいろなものを壊してまで飲みたいのか?と考えるようになり、そのときに出した結論が「もう、酒を飲まなくても良いのではないか」でした。
断酒して2ヶ月経過
最後に酒を飲んだのは3月5日でしたから、現在2ヶ月ほど酒を飲んでいないことになります。1ヶ月飲まないことはありましたが、2ヶ月というのはここ数十年で初めてです。普段酒を飲まない人には、何を偉そうに言っているんだと思われるかもしれませんが、自分としては画期的なことなのです。
そして特に今酒が飲めなくて苦しいということはありません。週に1度酒を飲んでいたときに思っていたのですが、私は酒を飲んだ翌日が一番酒を飲みたいと思います。時間が経つにつれて、その思いが薄まり1週間経つ頃には酒を飲んでも飲まなくてもどちらでも良いと思うようになります。
どちらでも良かったのに、なぜ飲んだのかと言えば、自分は1週間頑張ったからご褒美、という気持ちがあったように思います。夫ばかりが酒を飲んで言いたい放題でずるいとも思っていたのかもしれません。私だってご褒美が欲しい、好きなようにやりたいと思っていたのでしょう。
ただ、長女が酒を飲む夫に対して根深い不信感を持っているのがはっきりとわかったとき、せめて私だけは酒を飲むのをやめようと思いました。家族に1人くらいは信頼できる人間がいた方が良いでしょう。
頑張ったご褒美なら、酒よりももう少し良いものが欲しくなったのかもしれません。酒は時間が経ったらトイレに排出されるだけのものですから。
とりあえずまだまだ断酒は続いていくと思います。失敗して飲んでしまっても、またそこから続けるつもりですから、基本的に私の人生は酒を飲まないものになるはずです。
断酒に成功してもその先には…
酒を飲むのをやめよう!と思ったとき、テレビを見ていると酒のコマーシャルばかりが流れていると思いました。しかし、先日は酒だけではないなと思いました。番組内では甘いものを紹介していることが多いのです。
スーパーを特集している番組内ではおいしそうなスイーツが紹介される、ランキング番組では暑い時期に食べたいアイスクリームを特集していると言った具合です。
結局人間は酒を飲まなければ、甘いものに依存するしかないのでしょうか。甘いものも自分へのご褒美と言われることが多いし、実際に私も酒を飲まないなら甘いものを食べても良いだろうと思っているフシがあります。
何かに頼ることなく、自分を良い状態に保つことは難しいのでしょうか。断酒が続いたとしても、その先には気をつけるべきことがまだまだたくさんあるような気がします。
甘いものは酒よりはマシだと思いますが、やはり精神に影響を与えると思うのです。依存性もあるし、食べ過ぎるとイライラしやすくなるような気がします。
甘いものを自分へのご褒美としている以上、それは酒に依存している人と根っこは同じだと私は思うのです。これは考えすぎでしょうか。だったら良いけど…