夫は生まれてからずっと、今の土地で生活しています(新婚時代の3年間を除く)。夫の母の実家もすぐ近くで、そこには今でも夫の母の兄(夫には伯父)が家族とともに住んでいます。
夫の伯父が野菜を売っている
伯父の息子の1人が青果市場で働いており、規格外や売れ残りなどを自宅にたくさん持ち帰ります。とても自宅だけでは消費できないため、自宅の一部を店舗のようにして販売しています。
夫のことは今でもかわいい甥っ子だと思っているらしく(夫の母が早く亡くなったのも関係していると思う)、何かと理由をつけては無料で野菜を持ってきてくれます。
ありがたいことですが、量が半端ないのでときには困ってしまうこともあります。キャベツを1度に8玉もらったときは、途方に暮れたっけ…
久しぶりに大量の貰い物が…
最近はそれほど極端な届け物はなかったのですが、昨日久しぶりに夫が野菜をもらってきました。玉ねぎとじゃがいもをそれぞれ20kg(推定)ずつです。夫は「傷んでいるのもあるから、より分けて使えって伯父に言われた」と言います。
蓋を開けてみると、玉ねぎもじゃがいもも臭うのです。じゃがいもは腐ったものが混ざっている程度で、それを捨てれば使えそうでしたが、玉ねぎは腐って溶けてしまっているものが多く、夫はより分けるのを断念。玉ねぎは全部そのまま捨てようと言い出しました。
じゃがいもの一部と玉ねぎの全部を小分けにしてゴミ袋に入れたのですが、朝までに玉ねぎの汁が流れ出し、倉庫の中には水たまりができていました。普通のゴミ捨てではめったにない、ゴミ袋1つが10kg以上の重さです。夫が朝5時に起きて、すぐに集積所に運んでくれました。
貰ったものをすぐ捨てるときの気持ち
腐っていたから仕方がないのですが、もらったものをすぐにゴミに出すって、なんとも言えない気持ちでした。残念というか申し訳ないというか…とにかく複雑です。それに自分たちで臭いものを袋に詰めて、集積所に運ぶのも大変です。
まあ、玉ねぎもじゃがいもも青果市場から捨てられる運命だったから、伯父の家に運ばれたわけです。私が残念がるのは見当外れなのかもしれません。しかし、最近は何でも値上がりして、みんなが苦しんでいるのに、これだけのものが捨てられているわけです。
何とかならないものか、と思いましたが、夫も同じことを思っていたらしく、こんなことを言っていました。
こういう廃棄される運命の食品を使って、災害時用のレトルト食品とか作れないのかな~。企業は値上げばかりしていないで、今こそそういうことをして、食品ロスを減らすべきだよ。本当に個人でできることって限りがあるから、企業が率先してやって欲しい。
それにしても廃棄されるものを販売するって(かなり安値ですが)、法的には大丈夫なのでしょうか。伯父も食品ロスを減らすことに貢献していると思えば、良いことなんだろうけど、一抹の不安は消えません。
本当に重いし臭いしで、収集車が持っていってくれるまでは不安でしたが、無事に収集されたので良かったです。収集する職員の方には大変申し訳なかったです。
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