またまたブログで見つけた言葉について書きたいと思います。
それは「平均以上効果」というものです。平たく言うと人間は自分の能力について、平均以上であると思う性質があるということです。
自分は平均以上であると無意識に思い込んでいるため、外部からそうではないよ、と言われたときに、とてもショックを受けるわけです。
仕事ができないと断じられたような…
私が読んだブログではパートをしている女性が、上司から「あなたはもう、仕事を始めて1年以上経っているのですから、もう少し頑張ってもらわないと困ります」と言われたそうです。
ブログの女性は自分なりに頑張って仕事をしていたため、こう言われてとても落ち込みますが、ご主人にこう言われたそうです。
「人間には自分は平均以上にできているという思い込みがあるんだって。きっと周りからみたら、自分は平均よりも2~3割できていないんだよ。そう思っていれば、仕事ができていないと言われても、仕方がないって思えるよね」
これ、私も似たようなことを言われたことがあります。上司との面接で、仕事のスピードをもっと速めて、と言われたのです(ネットで販売される中古の書籍やDVDのピッキングをしていました)。
このときは具体的に1つの注文を○○分以内でこなしてください、と言われました。
自分の過去の体験も変わる
やはりとてもショックでした。自分でも仕事のスピードが遅いのはわかっていたので、何とかしようと焦っていたのです。しかし、このショックも平均以上効果という言葉を知った後では、少々違って思い起こされるような気がします。
私は人並みに仕事をこなしているという驕りがあったから、もっと仕事を速くと言われたときにあれほどショックを受けたのではないか…と思えるのです。
そして確かに私は自分は仕事のスピードが遅いと自覚していましたが、それは事実を把握していると言うよりも、自分で予防線を張っていたに過ぎなかったのではないでしょうか(遅いと言われと時に、自分でもわかってた、と言える)。
仕事のスピードが遅いと言われたときのショックは、自分という人間は思っていたよりも傲慢である、という証拠を突き付けられたため、とも考えることができそうです。
結局乗り越えられなかったけど…
まあ、結局そのパートは辞めました。面接時に上司に聞いてみたのです。
「今までも頑張っているつもりでしたが、これからもっと励めばスピードアップは叶うでしょうか?」
上司はそれを聞いてあっさりと答えました。
「まあ、無理ですね。できる人は最初からできていますから、練習してどうの、という問題ではないですよ」
何をしても無理と言われた以上、いくら頑張りますと言っても無駄だと思いましたが、これは間違いでしょうか?
自宅で面接でのことを一通り説明して、こう言われた以上は仕方がない、仕事は辞めると言った時、夫は「え~?せっかく今まで我慢していたのに、もったいない!そんなの無視して仕事を続ければいいのに」と言っていましたが…
ただ、この上司、私に仕事を教えてくれた先輩パートに対してもちょっと…と思うようなことを言っています。
先輩パートさんは「あなたは仕事がよくできているし、いつも頑張っているのもわかっています。ただ、いくら頑張ってもらっても時給(10年前ですが先輩は時給810円、私は800円だった)はもう絶対に上がらないので、そこは承知してください」と言われたそうな…
上司には、何かパート従業員のやる気をそがなくてはならない理由があったのでしょうか?今となってはわかりませんが、平均以上効果という言葉、パートをしているときに知っていれば、何かが変わったのかもしれませんね。


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