私と同じ50代の主婦のブログを探そうとすると、最近「孤独」「友だちがいない」というキーワードが目に付きます。今まで仕事をしていても、更年期になり、体調が悪くなって辞めざるを得ない人もいます。
子どもが小さい頃はママ友がたくさんいても、子どもの成長とともに、通う学校が変わったりして疎遠になることもあるでしょう。
友だちとは疎遠になる年代?
ましてや自分の学生時代の友人とは、それこそ生活が違うので、連絡を取らなくなったという人もたくさんいるのではないでしょうか。
私の場合は、大学時代の同級生と数年に一度会っていましたが、いつも幹事のような存在だった友人が家庭や仕事でたくさんの問題を抱えるようになりました。もともと疎遠になってきたところに、今回のコロナ禍です。もう誰も年賀状にも今年こそ会いたいね~、などとは書けなくなってしまいました。
我が家でも次女が引きこもっていますが、それを私はオープンに話す自信がありません。何か色を付けて話してしまいそうですし、聞かされる人もどう返事をしたら良いのかわからないだろうと考えてしまいます。いろいろと考えるだけで疲れてしまい、それでは人に会わなければ良いのだと思ってしまうのです。
自分の生活に自信がなかった
もともと私は友だちはどんなものなのかよくわかっていない節がありました。子ども時代の私は、実家の母に嫌われ者には友だちができないと言われて、焦って一緒に遊ぶ相手を探していました。
とにかく毎日一緒にいても飽きなくて、何でも話せて、お互いを大好きな相手が友だちだと思っていましたが(これも母の考えなのかもしれません)、そんな相手は果たしてこの世にいるのか、自分でもよくわかっていなかったのです。
今の私は家族以外に人間とは話をしない生活を送っていますが、何の不自由もありません。過去には、こんな生活は良くないのではないかと自分でも思いましたし、何回か夫からも言われたことがあります。もっと外に出て他人と触れ合って、生き生きとした生活をして欲しいと言われたのです。
だからサークル活動に参加したこともありますし、PTA活動、学校ボランティア、自治会の役員もきちんとやりました。5年前にはパートに出たこともありました。タイミングが悪く母が病気になってしまい、辞めることになりましたが、人間関係につまずいたわけではありません。
人に言われて始めたことは続かない
何もかもやっているときには、それなりに人間関係が広がり、楽しくやっているのですが、それを辞めた途端にまたもとの生活に逆戻りしてしまいます。
今現在何の不自由もないなら、それで良いと思っていますが、自分の生活に自信がないから、夫の言うことに左右されて、いろいろと外で活動してしまったのでしょう。そうして、勝手に疲れて、また家にこもるという繰り返しがこの数年の生活だったようです。
また、私は人との距離のとり方が下手です。これも人とのお付き合いが続かない原因だと思います。距離を詰めすぎて、相手が引くと、しまったと思って自分ももっと身を引いてしまうのです。お互いに距離が離れすぎると、付き合うどころではなくなってしまいます。
何度かこんな経験をして、失敗したなとクヨクヨしていると、段々バカらしくなってきました。余計なことをしないで、自分が好きなようにしていた方が良いという思いの方が強くなってきたわけです。
子どもが小さい間は、お母さん同士のお付き合いも必要でしょうが、既に娘たちも成人して、そんな心配は要らなくなりました。もう正々堂々と、一人でいようと思っています。
結局私は子ども時代は実家の母の言葉に踊らされ、結婚してからは夫の言葉に踊らされていたわけです。これからは踊るなら自分の意思で踊りたいと考えています。
友だちがいても仕事があっても孤独なときはある
実家の母は私に友だちがいないのを心配していましたが、自分も晩年は孤独感に悩まされていたようです。仕事を持ち、人付き合いもきちんとしていた母でしたが、年を取ることによって出てくる孤独感はどうしようもないと、言っていました。
誰かと一緒にいるときでも、孤独感は出てくるようです。かえって人と一緒の時の方が、強まることもあるようです。結局、人間は自分で自分をあやしながら、何とか生きていくしかないのでしょう。
いくら孤独が嫌でも、誰かと常に一緒にいるわけにはいかないし、産まれるときも死ぬときも自分一人ですから。
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よろしくお願いします。
コメント
今回の記事もとても共感できます。
私も現在は友達といえる人はいなくなりました。家族以外に話す人はほとんどいません。
元々人付き合いが苦手で、最初は何とか話せるのですが、
何回か顔を合わせるうちに相手が私を避けるようになってくるんです。
近所の人も然り、嫌がられてるのに自分から行くのも嫌ですしね。
そんな私にも娘の幼稚園時代からのママ友が二人いましたが、数年前に一人去り
一番の友達だと思ってた人も昨年去って行きました。
原因は私も人との距離のとり方が下手だったからだと思います。
最後の友達とは何回も言い合いをして離れて、また仲直りを繰り返していましたが
彼女からはもう付き合えないと言われました、すごく悲しかったです。
やはりたまに無性に寂しくなって誰かと話したくなりましたが、今はもう慣れました。
もう人生後半、元気に生きている事に感謝して一人でも楽しく過ごしてゆこうと思っています。
はとさん、いつもありがとうございます。
はとさんも辛い思いをしたのですね。
言い合いや仲直りを繰り返したということは、お友達と濃いお付き合いをしたのだと思います。
私の場合はそこまで行きませんでした。
はとさんの経験はきっと無駄ではないと思います。
私は現在、たまたま会って話をする機会があれば、その場は楽しんでいます。
それだけで、後は自分から何かアクションを起こすことはしていません。
私はそれで十分ですが、近所の年上の人たちからはいろいろと言われてしまいます。
もっと外に出て、みんなと仲良くしないと、というわけですが、私にそういう人たちもしょっちゅう揉め事を起こしています。
みんな70歳に近い年齢ですが、女子高生のグループと変わりません。
私はもうそういうのは疲れるし、ちょっと離れて見ているくらいがちょうどよいのではないかと思っています。
最後になりましたが、はとさんのお友達もきっと辛かったはずです。
友だちにそんなことを言ってしまう状況は辛いものだと思います。
それでは、また!