昨日、ホームウェディングについての記事を読みました。ご自分の結婚式をすべて手作りで自宅でやったとのことで、たくさんの写真も添えられていましたが、どれもおしゃれで楽しそうでした。
結婚式に気が進まなかった理由
今日は私たち夫婦の結婚記念日なのです。29年前の11月17日に、私達は神社の結婚式場で、親族と友人を招いた普通の結婚式を挙げました。私はもともと結婚式にはあまり乗り気ではありませんでした。
費用がかかりすぎる気がしていたし、花嫁衣装の選択、当日の着付けなどを考えると結婚式という言葉が出る前から面倒になっていたのです。その上、父の親戚は遠方に住んでいるため、呼ぶのが難しかったし、母の方は人数が多くて(母は8人姉弟の真ん中だったのです)誰を呼ぶか、これもまた難しい問題でした。
しかし、夫は結婚式は絶対にやるものだと言い張って(当時はそれが多数派だったようです)、結婚式に乗り気でない私の気持ちまで疑う始末でした。それで私もそんなことで関係に亀裂が入るよりはと、結婚式に本格的に取り組むことになったのです。
決めることが多すぎる
お金さえ払えば何もかもやってくれるのかと思いきや、結婚式は一生に一度のことなので、当事者の希望が何よりも大切にされます。とにかく私は、ありとあらゆることを決めさせられるので、最後の方はどうでも良くなってしまった記憶があります。
招待客とその席次、そして当日の食事のメニューと引き出物、そして衣装を決めるのは私も予想していました。しかし、さらにいつ来賓の挨拶をするか、いつ友人のスピーチをするか、かくし芸を入れるか、BGMはどうするか、決めなくてはいけないことがドンドン出てきました。
BGMに至っては、何曲決めてもこのシーンではどうしますか、と言われるのでとことん嫌になってしまいました。現在でも決断疲れという言葉がありますが、あまりにも多くのことを決めなくてはならないのは、人を疲れさせてしまいます。
ホームウェディングはここが違う
しかし、ホームウェディングの場合は、一から自分たちで結婚式を作っていきます。これだと人から決断を迫られるわけではないので、決断疲れをしないのかもしれません。
それに結婚するぞ、という強い意志があるから、手作りの結婚式に大切な人を招いて自分たちの結婚を知ってもらい、祝ってもらうおうと考えるのでしょう。とても楽しそうな写真ばかりだったので、ご本人たちは感じていなかったかもしれませんが、私には強い責任感と覚悟が感じられました。
もし私が夫からホームウェディングをしようと言われたら、結婚していたかなとまで考えてしまいました。
新しい選択肢になる?
どんな形だったにせよ、結婚式を挙げてから丸29年が過ぎたのですから、これはこれで上出来です。しかし当時のお金で250万以上かかったのはもったいなかったな~、と今でも思います。思いすぎてつい最近まで式場の領収書を保管していたくらいです。
あれだけのお金があれば、もっと新生活に役立てることができたのにと思うので、その点でも新しい選択肢としてホームウェディングが普及すれば良いと思います。良かったら、記事も読んでみて下さい。
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