やっぱり共同生活は大変だ

家族として生きるって難しい ブログ好き

私が数年前から楽しみに読んでいる、みみこさんのブログ「主婦の小さい暮らし」。今から3年ほど前に、みみこさんは自宅をリフォームして、実の娘さん一家と二世帯同居生活をスタートさせました。

世間一般からは羨ましいと言われる娘一家との生活の真実を、みみこさんは赤裸々に綴っており、いろいろと参考になっています。

遠慮がないだけに衝突もある娘さんたちとの暮らしですが、今回の記事は決して衝突ではありません。しかし、激しい衝突でないだけに、後からジワジワと効いてくる、そんな力を持った出来事に思われます。

2つの家族が暮らすなら、考えることがたくさん!

2つの家族が共同で暮らすとき、すぐに気になるのは夕食をどうするかということでしょう。一緒に食べるのか、誰が作るのか、費用(食費だけでなく、光熱費もかかわってくるでしょう)はどのように負担するのかなど、最初に話し合うべきことがたくさんあります。

1日のメインの食事は夕食ですが、人間が生きていればそれだけでは済みません。朝も昼も必要です。最初は朝や昼に食べるもののことは、小さなことに思えますが、毎日の積み重ねがそれを大きくしてしまいます。

朝も昼も一緒では息が詰まるかもしれないし、準備をする人の負担も相当です。朝や昼は各々で食べましょう、となることに不思議はありません。みみこさんたちも結果はそうなりました。

それでも、親夫婦の食事の時間に娘夫婦のどちらかや孫が居合わせたら、一緒に食べる?と言いたくなるに違いありません。しかし、逆の場合はないとしたら、親夫婦は毎日、少しずつ気を使い、我慢を重ねる結果になります(これがみみこさんたちご夫婦の問題となりました)。

誰も悪くないときの悩みは根深い

これは決して娘夫婦が悪いのではありません。もう決めたことだから、と割り切っているだけでしょう。誰も悪くない、さして重大でもないから、誰かに相談しても笑い飛ばされるのがオチ、こんなことが長引く悩みの原因になるような気がします。

私も家族に対して、悩みと言えるほどでなくても、思うことはあります。2人の娘は引きこもりとフリーターで、かつて思い描いていた家庭とはずいぶんと違っているからです(私の予定ではもう娘たちは巣立ち、夫婦2人の生活になっているはずでした)。

なぜ、こんなことになったのかな~。こんな状態はいつまで続くんだろう…
これで夫が定年を迎えて1日中家にいるようになったら、どうなるんだろう?

などと考えているわけです。私の状態とみみこさんの状態は一見とても違って見えるでしょう。でも、悩みの本質は同じような気がします。

疲れたら、休めば良い?

私もみみこさんも大人対大人の共同生活に疲れてしまったのかもしれないと思うのです。少し、これを休んで気ままな暮らしがしたくなったのかもしれません。

長い時間が経ったとき、今のことを懐かしく思い出せると自分でも思います。今がそれほど悪い状態のわけではないし、どんなことでも変わっていかざるを得ません。

我が家の娘たちは年を重ねて、何かしらの道を見つけるかもしれないし、みみこさんの娘さんやお婿さんも年を重ねれば、親の気持ちがわかるようになると思います。状況はきっと変わりますが、それはある日突然ガラリと変わるわけではなく、気がついたら知らない間に変わっていた、というようなものでしょう。

つい、そんなに待ってられないよ、今何とかしてよ、と私は思ってしまうのです。

それだけ、大人たちの共同生活は、家族だからこそ大変だし、何か不都合があっても急に改善できません。だから今、家族の元を離れてシェアハウスに入居する人がいるのでしょう。これから家族のカタチはどうなっていくのか、私には大変興味があります。

とりあえず、私やみみこさんは休み休み行くしかありません。きっとこの先、家族同士、良い距離感がつかめると信じて。

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