脚の付け根が痛むことがよくあり、ショーツが合わないのではないかと思い、いろいろと試してみましたが、なかなかこれぞというものに出会いませんでした。
そして行き着いたのが、脚ぐりにまったくゴムなどを使っていないショーツです。ネットで【リンパ 解放 ショーツ】などと検索するとたくさん出てきますが、どれも昔から使われていたふんどしを現代風にアレンジしたように思え、ふんどしパンツなどと呼ばれることもあります。
実際に注文してみた
私は中でも値段が手頃なものを試しに注文しました。私はヒップやウエストを測ると、Mサイズのショーツで良いはずですが、それで散々脚の付け根が痛かったため、いざ注文するときは悩みました。しかし、実際に買った人の声を見てみると、このタイプのショーツにはとてもゆとりがあり、心もとないほどだと言うことなので、今回はMサイズを注文してみました。
結果としては、Mサイズにして良かったです。Lサイズでは大きすぎたかもしれません。実際にはいてみると、脚の付け根にゴムなどがない上に、脚ぐりそのものが大きく開いているので、脚の付け根にはまったく負担がかかっていないように思えます。
開放感と安心感のどちらを取るか
それでは、私の問題はすべて解決したのか、というとそれはまだよくわかりません。開放感があるというのが、実はくせものなのです。今までのショーツというものは、開放感はそれほどなかった代わりに、自分のへその下から脚の付け根までの一帯をしっかり包んでくれる安心感がありました。
脚の付け根周りに、ゴム(またはそれに相当する何か)があることで、お尻がかなり支えられていたことがわかりました。何でもなくなってみて、初めてその価値がわかるのです。
この安心感があればこそ、女性は平気でスカートがはけるし、スカートをはいたまま自転車にも乗れ、椅子に座ることもできるのです。しかし、私が今回購入したショーツは開放感はあっても、包まれているという安心感はまるでありません。
そのため、無意識のうちに緊張するようで、私はお尻の筋肉が痛くなりました。私は普段はデニムパンツで過ごすことが多いので、中が見える心配はありません。心もとない感覚にはそのうち慣れると思いますが、スカート姿が多い人は、夜間のリラックスタイムだけにするなど、考えた方が良いかもしれません。蛇足ですが生理中の人にも適していないと思います。
それでもいろいろな面でふんどしパンツは有効
いろいろと思うところはありますが、一度でも、ふんどしパンツを身につけると、今まではかなり体を締め付けていたことに気が付きます。私が心もとないと表現している感覚は、今まで当然のように感じていた締め付けがなくなって戸惑っているだけかもしれません。ふんどしパンツは感覚のリセットという意味でも有効なのではないでしょうか。
女性のショーツが一般的になったのは昭和初期と言われていますから、そんなに歴史のあることではないのです。私たちが当然と思っていることは実はそれほど当然ではないかもしれない、ふんどしパンツからはいろいろなことが考えられます。自分の快適さを求めるなら、まずは当然と思っていることを疑う必要があるのかもしれません。
しかし、私はこんなことも考えてしまいます。
これ、はいているときに交通事故にあって病院に担ぎ込まれたらどうしようかな~。ちょっと恥ずかしいかも…
でも、最近は入院するとき、パジャマだけでなく下着までレンタルということが多いようです。すぐに履き替えるから、恥ずかしくないかもしれません。それに生きるか死ぬかの一大事に下着のことまで、私は気が回らないでしょう。だとしたら、ふんどしパンツでも何の問題もないわけです。