年上の人(70代女性)のブログを読み始めました。私から上の年代の人は、デジタルに弱いという印象があったので、継続してブログを書いているのは貴重だと思いました。私が読み始めたブログは、今年の2月に71歳になった主婦の方のもので、記事は2016年から始まっています。
読み始めたきっかけは、サムネイル画像に使われている、おかずの写真がとてもキレイで美味しそうだったからです。豪華でキレイというのとは違い(すみません、ケチをつけているつもりはないのです)、普通のおかずが丁寧に作られていて、見ていると、私も食べたくなってくるのです。
毎日、こんなおかずを自分で用意している人はきっと丁寧な生活を送っているんだろうな、と憧れに似た気持ちを抱きました。
自分はこれからどうなるのか、をイメージしたかった
私は今年の9月に57歳になります。70代になる13年後の自分はどんな生活をしているのか、なかなかイメージが湧きません。良いイメージを今から植え付けて、自分の今後に活かしたいという下心もありました。
記事を読んでいると、よく登場するのがりくろーおじさんのチーズケーキという商品です。調べてみると、このチーズケーキは大阪銘菓として有名なもののようです。
これは当たり前のことかもしれませんが、いくつになっても自分の好きなものを食べて、好きなように生きて良いんだ、と思えて私は何だかホッとしました。私もりくろーおじさんのチーズケーキを食べてみたいです。
年齢を重ねても、自分という人間が変わるわけではありません。自分という核心は変わらないんだな、と納得もできました。しかし、気がかりもあります。このブログには、りくろーおじさんのチーズケーキと同じくらい「痛い」という単語が登場するのです。
買い物に行った後などは結構な確立で手などが痛んでいるようです。やはりそうかと思うとともに、自分はどうなるのか、ますます不安になりましたが、ブログからは痛みをものともせず、毎日の生活を楽しんでいる様子が伝わってきますから、どこか痛いところがある人こそ、毎日楽しく生活することが大切だと思いました。
私との共通点も
このブログを運営している女性にはお姉さんがいるそうですが、お姉さんが1つの不安になっているようです。お姉さんはお母さんと2人暮らしをしていましたが、お母さんが亡くなった後、実家は荒れ放題になり、金遣いも荒くなってしまったそうです。
すでにお母さんが残してくれた貯金は底を付きかけているようです。私はこのことを読んで、夫の弟のことを思い出さずにはいられませんでした。夫の弟も、もとは親の遺産があった上に、大企業に勤めて高給を得ていました。金遣いも荒く、今思うと買い物依存だったとも思います。
しかし、うつ病になったことで休職せざるを得なくなり、その後脳梗塞も発症してしまいました。
私もブログの女性のようにいつも心の中に弟がいます。心のどこかで、弟のことを危ぶんでいるのです。
私も幸せな人生を送りたい
女性は70代になって、お孫さんもいて、きっと周りからは悠々自適と思われていることでしょう。しかし、楽しそうに生活をしながらもいろいろと抱えているものがある、という事実が私を勇気づけてくれます(彼女はそんなつもりはない、と言うかもしれませんが…)。
14年後、私はブログを続けているでしょうか?ブログを続けていれば、彼女のように誰かを勇気づけることができるでしょうか?そうなれば、幸せな人生だと思います。