Gotoがなくても

毎日、コロナの感染者数が落ち着いていると報道されています。かつてこのままでは医療崩壊すると言われていたのがまるで嘘のようです。これは本当にみんなの感染対策のおかげなのか、それともワクチン接種が行き渡ったからなのか、どちらのおかげでもあり、どちらとも関係がないようにも思えます。

ウィルスがある程度蔓延していると、そのうち自分で増殖するときにコピーミスを繰り返し、うまく増えることができなくなる可能性もあるようです。

やるなら今？

理由が何であれ、コロナの感染者数が落ち着いている今だから、やりたいことがあったらやっておいた方が良いのではないかと思っています。多分今は旅行にしても会食にしても、みんな恐る恐るという感じで、そこまで密の状態にならないで済むと思うからです。

今まで散々、感染者の増減に一喜一憂していましたから、ここで感染者数が落ち着いていると言っても、いつまた感染者数が爆発的に増えないとも限りません。この次に落ち着くのはいつなのかは誰にもわかりません。本当にやりたいことがあるなら、今やっておくしかないでしょう。

そんな気持ちを見透かしたように、Go to 事業が再び始まろうとしています。観光業に携わる人だけでなく、旅行に行きたい人も楽しみにしているかもしれません。

しかし、私は不思議な気持ちもあります。本当に旅行や外食を楽しみにしているなら、割引にならなくても行くのではないでしょうか。割引にならないと行かない人は本気で旅行や外食を楽しみにしているわけではないように思えるのです。

旅行も外食も、誰と行くか、いくらで行くかというのはおまけのようなものです。自分一人ででも行きたいか、割引がなくても行きたいか、そう考えたときにそれでも行きたいならそれは自分にとって本当に必要なことなのだと思います。

大体Goto事業は、無条件で私たちが払うお金を補填してくれているわけではありません。出処はもとを正せば私たちが払った税金です。

経済を回すために旅行や外食に行くのを悪いと言うつもりはありませんが、Goto事業で得をしたと嬉しく思う裏には、私たちの税金が使われていることを忘れてはいけないのではないでしょうか。

私たちがいっとき得をする裏で、これから税金が上がって苦しい思いをする人がたくさん出るのでは意味がないと思うのですが…

本当にこれでコロナが収束すれば良いのですが、海外では感染者数が増え続けていると言うし、新しい変異株も発見されていて、これはワクチンが効きにくいと言われています。まだ本当に安心できる日々はやって来ないと考えた方が良いでしょう。

Gotoがなくても行きたいところを選ぶ姿勢が、これからの生活には必要だと私は思います。旅行や外食に行く回数が多くなくても、満足感は高くなるのではないでしょうか。コロナが落ち着いている今の時季を有効につかいたいものです。

よろしくお願いします。