今朝、出勤前に夫にちょっとしたことを言いました。夫のスマホは充電をするとき、充電器に接続すると音が鳴るようになっています。充電の最中にその音が鳴ったため、もしかして接続が悪くてちゃんと充電していないのではないかと思い、それを夫に言ったのです。
朝からムカついたけれど
夫は6時半までに職場に到着しなくてはならないため、いつも朝は慌ただしくて、ほとんど会話はしないのですが、充電がちゃんとできていないと、後で面倒なことになるかもしれないと私は考えたのです。結局、スマホには異常はなく、充電もちゃんとできていたようで、夫は大きな声でこう言いました。
「テレビの音を間違えたんじゃないの?!」
思わず私はムカッとしました。せっかく親切で教えたのに、なぜこんなに大きな声で言い返してくるんだ、そう思えてなりませんでした。なぜこんなことを言ったのか、理由を一から説明しようかとも思いましたが、話が長くなるとそれこそ夫が遅刻をしてしまうかもしれません。
黙って10分ほど掃除をしているうちに、夫が出勤する時間になりました。そのとき、私は気が付きました。腹を立てていたはずが、それほどでもなくなっていたことに。夫を送り出してからも、別に嫌だったことを思い出すわけではありませんでした。
夫の大声が嫌だった
夫は常日頃、何かと大きな声を出します。怒っているときだけでなく、自分の言っていることがうまく通じないとき、驚いたときにも大声を出します。耳が悪いのかと思ったこともありますが、聴力検査ではひっかかりませんでした。
私は夫が大きな声を出すのが大嫌いで、大きな声を出されると必ず文句を言っていました。夫は別に怒っているわけではないし、地声が大きいから仕方がないんだと言っていますが、言われた方はどうしても怒られていると感じて、萎縮してしまいます。夫の祖母まで、耳が遠いにもかかわらず、夫の大声が嫌だとこぼしていたので、これは私だけが気にしているわけではないと思います。
とにかく私が大声を出されるのが嫌だということをわかって欲しいし、できるならなるべく大きな声を出さないで欲しいと思っていたのです。
しかし、今朝私は10分かそこら掃除をしていただけで、大声を出されたという事実を忘れかけていました。それくらいのことなら、そう目くじらを立てることもないかもしれません。まあ、結婚30年が過ぎて、私の方が夫の大声に慣れたのかもしれませんが…
それにしても、結婚してすぐの頃、夫はこんなに大声を出さなかったと思います。子どもが生まれてから気になるようになりました。長女が成長してきて、コップを倒したり、転んだりしたときにやけに大声で騒ぐなあと思うようになったのです。長女は夫の大声にびっくりして泣いていたものでした。
声の大きさよりも内容に気をつけたい
よく聞いていると、夫は正しいことを言っていることも多いので、たとえ声が大きくてもそれほど気にする必要はないのかもしれませんが、何でもただ慣れてしまうのは危険にも感じられます。例えば、大声で真剣に訴えていることを受け止められないことがあるかもしれません。
そして夫を見ている限りでは、大声で怒鳴っていると、内容がヒートアップしてしまうこともあるようです。夫は「人としてお終い」とか「もう家族でも何でもない」などの激しい言葉をぶつけてくることもあるのです。そして、私が後からそれを指摘しても、夫は「覚えていない」だけで済まそうとします。
さらに、夫がグチをこぼしても、聞く気がなくなりました。誰かにこんなことを言われたんだ、と夫が言っても、私も娘たちもどうせ夫がその前に大声で何か言ったんだろうと考えてしまい、身を入れて聞くことができないのです。
やはり、話をするときは声の大きさではなく、話の内容に気をつけたいと思います。夫はもともと顔をあまり動かさないため、話を聞き取りにくいところがありました。何度も私が聞き返したために声だけが大きくなった可能性があります。自分で滑舌を良くするのは難しいことなのかもしれません。
しかし、滑舌悪くて大声では余計話が聞き取りにくいです。これは私たち家族の責任でもあるんでしょうか?