母娘にはあるある?母との会話が苦痛、電話が嫌だと思う気持ちは私にもあった

母娘から友人に? 家族

こんなブログを読みました。もしかすると私よりも私の娘たちとの方が年齢が近いかもしれない女性のブログです。

親からかかってくる電話が嫌だというのがこの記事の内容です。私も親からかかってくる電話が苦手でした。電話は月に1度あるかないかで、頻繁だったわけではありません。それに、すごく嫌だというのとはちょっと違ったのかもしれませんが、私は電話がかかってくるたびに、どうして良いのかわからなくなりました。

最初の決り文句がもう嫌だった

まず、最初に電話で言われるのは、お前(私のことです)はちっとも電話をしてこないから心配だ、だから母は電話をかけざるを得ないのだという文句とも苦情とも受け取れる言葉でした。そして本当に愛想の悪い子だと言われました。

これは私が幼い頃から母に言われ続けた言葉でした。私はそれは私が悪いのだと思い、家に誰かが来れば率先してにこやかに、大きな声で挨拶をするようにしていました。しかし、母の私への評価は変わることはなかったのです。今考えると、愛想の良いというのは母にとって都合の良い顔を向けることだったのでしょう。

母からの電話に嬉しそうに出るとか、心配だから顔を見に行くよという言葉などが自然に出る娘というのが、母にとっての愛想が良いということで、それ以外のことは関係がなかったのかもしれません。

とにかく、まるで儀式のように母の「ちっとも電話をしてこない云々…」が終わると、延々と母と話をしますが、母は私の話すことにはまるで興味がないようでした。これは母に直接言われたわけではありませんでしたが、私が結婚してしばらく経ったときから、急に母は人の話を聞いていないように思われて来たのです。

興味なさそうな母に話し続けるのが苦痛だった

母は何を話しても親身に聞いてくれることがなくなり、とにかく自分の話に持っていこうとするようになりました。あまりの変わりように、母は精神的に病気になったのか、それとも認知症になったのかと疑ったくらいですが、弟は特にそれについて何か言うこともなく、母本人も仕事を続けていました。

だからこれは私の思い込みだったと言われれば、そうなのかもしれません。しかし、その頃から私は母と話をしていると違和を覚えるようになりました。それをわかっていながら、母娘の会話を楽しんでいるように振る舞うのは、たとえ月に1度でも私には辛い時間でした。

最後まで電話は辛かった

母は79歳で突然病が発覚して、あっという間に具合が悪くなりました。入院した母からは、もっと頻繁に電話があるようになりました。〇〇が足りないから持って来い、✕✕に手紙を書きたいから、何とかして、などと細かい要求の電話が毎日のようにかかってきたのです。具合が悪い母の思い通りにしようと、なるべく要求にはすぐに従うようにしていましたが、その多さに辟易したものでした。

その後、自分が電話できなくなってからは、病院職員から連絡がありました。内容は楽しいものであるはずがなく、母が暴れるから拘束したい、許可するなら書類にサインをお願いします、などと言われ、電話が鳴る度にドキドキするようになりました。

そして、最後はとうとう看護師さんからの電話で終わりました。彼女は私に一言こう言ったのです。「今夜は泊まった方が良いと思います」
次の日母は亡くなりました。

母も寂しかったんだろうと思うものの

こう考えると、母に関連する電話に良い思い出はありません。それに母は常日頃、ご近所さんの家では毎日娘が電話をかけてくる、ということを小馬鹿にした調子で話していました。そんなに毎日何を話すことがあるのか、というのです。親離れ、子離れがまるでできていない、とも言っていました。

そう言いながら、自分はちっとも電話をしてくれないと恨みがましい口調だったのです。今考えると、母は寂しかったのかもしれません。ご近所さんを小馬鹿にした様子は、母なりの強がりだったようにも思えてきます。

かと言って、母がまだ亡くなっていなかったとしても、私の態度は変わらないだろうな、と思います。母が亡くなった後、しばらくは電話が鳴るとドキドキしていました。その度に『もう母から電話がかかってくることはないんだ!』と思い出し、私は密かに開放感に浸っていたのです。

もしかすると母親と会話をするのが嫌だと言うのは、母娘にはあるあるなのかもしれない、などと思っていますが、母が知ったらショックだろうな~。とりあえず謝っておきます。

お母さん、ごめんなさい。

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よろしくお願いします。

コメント

  1. ふくもみじ より:

    いつもブログの更新を楽しみにしています。
    私も最近母親の電話に同じように感じていたので、今日の記事を拝見してなにかほっとしました。
    何気ない母の一言なのに、自分のテリトリーや、生活にずかずかと入ってくるように感じるのは不思議です。自分が40過ぎてから強烈にかんじるようになりました。今頃反抗期が来たのでしょうか?
    その母も、以前、祖母の電話に同じように感じていたようなので、母娘の間に生まれる、自然な感情のひとつなのかもしれないですね^_^
    ブログの最後の一文に吹き出しました^_^
    これからも更新を楽しみにしています。

    • yumikoneko より:

      ふくもみじさん、
      再びコメントをありがとうございます。

      読んでいただけるだけでなく、コメントまでいただいて、本当に励みになります!
      あと、数カ月はブログを続けられそうです。

      記事に共感していただいたのも、嬉しいです。
      どうしても世の中、仲良し母娘だけが目立ってしまい、私はそうでない自分を責めるところがありました。
      でも、もう過去のことです。それにお仲間がいると思うだけで、少し楽になれそうです。

      また、よろしくお願いします。

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