先日私は、生まれて初めてメンタルクリニックという場所に足を運びました。次女の今の状態を知りたかったからです。
次女の落ち込みが始まった
今の状態を知ることで、引きこもっている次女に対して納得できるかもしれない、また反対にこれは甘えだ、と突き放すことになるかもしれない、と考えました。どちらにしても今のどっちつかずの宙ぶらりんの状態からは、一歩前に進めると期待したのです。
次女はそのクリニックで発達障害の可能性を指摘されてストラテラという薬を処方され、飲み始めたのですが、その後2~3日で突然落ち込みが始まりました。これは別にストラテラのせいではないと思います。
次女には昔から感情に大きな波がありました。ちょっとイライラして八つ当たりするとかではなく、落ち込んだときは話をするのも面倒になり、テレビを見ていることもできないと言います。それを知らずに話しかけると、唸り声が返ってきたりするのです。
以前、長女と次女が騒音トラブルでぶつかったことがありましたが、それもコロナ禍の閉塞感が原因となった他に、次女の感情の揺れが関係していたのではないかと思います。
最近はあまり次女の感情の揺れを感じることもなく、私は勝手に次女も落ち着いてきたのか、これは良い兆候かもしれない、などと感じていたくらいです。だからついメンタルクリニックでも、この感情の大波とも言える揺れについては話しませんでした。
落ち込んでかえって良かった?
実は今日は2度目の診察日です。次女は薬を飲んでも何も変わらないから、もう行きたくないと言っていました。次女によれば、メンタルクリニックは薬をもらう場所だから、薬が効かない、または要らないと言う人は行かなくて良いのだそうです。長女にはそれなりの効果があったストラテラでしたが、次女には一切変化がありませんでした。まあ服用期間2週間足らずでは、効果が感じられないのかもしれませんが。
私も1度は次女の言葉に動かされかけました。私が選んだメンタルクリニックは1人の診察時間がとても長く、予約制にもかかわらず、待ち時間がとても長いのです。しかし、やはりこの落ち込みがあるときの次女を実際に診てもらう方が良いだろうと考え直しました。
だから今日は次女が嫌がっても連れて行こうと思います。普段なら私まで飲み込まれそうな次女の感情の揺れですが、これを診察してもらおうと考えると、ちょうど良かったと思えてくるから不思議なものです。
前回の診察から10日以上経っていますが、次女は風呂にも入っていません。これも面倒だし、どうせ人と会わないからという理由だけでなく、落ち込みも関係しているように感じられます。実は風呂に入るってとてもパワーが要ることみたいです。
前回次女は診察の前に急いで風呂に入って何とか取り繕っていましたが、今回はそれもしなくて良いと思っています。私もやっとメンタルクリニックに対する緊張が溶けてきたようです。
もし次女がずっと引きこもっていなくてはならない状態なら、少しでも安心して引き込もれる環境を作らなくてはならないはずです。そのためにも、メンタルクリニックの力を借りて次女の状態を知りたいと思っています。