今日は少し暑さが和らいでいる気がしたため、急いでお墓の掃除に行って、がむしゃらに雑草を抜きまくってきました。外にずっといるとやはり暑くて、身体にこたえましたが、雑草が生い茂っているお墓はちょっとホラーな感じがして、周りの方に迷惑をかけてしまいそうです。だから、草むしりを頑張っています。
草むしりのときに考えること
私は雑草を抜くとき、いちいちこれは何だろう?と思いながら抜いています。インターネットが普及してからは、自分で雑草の名前を調べたりするのも楽しみです。これを特別なこととは思っていませんでした。夫もすぐに、この草は何ていう名前だろう、と言って調べたりしているからです。
しかし、以前ちょっとした知り合いに、草むしりをしているときに草のことはいちいち考えないと言われたことがありました。その人は、自分が抜く草は全部雑草としか見ていなかったと言っていました。
まあ、人によるのでしょうが、私は楽しいからそうしているだけなので、どちらが良いとか悪いとかではありませんね。ただ、いちいち考えながらだと、草むしりのスピードは遅くなるのではなかろうか、と思っています。
実家の家紋が雑草
私は実家の家紋がカタバミの葉だと知ってから、余計に雑草に親しみを感じるようになりました。カタバミはどこでも生えてくる草で、ハート型の葉が連なった三つ葉に黄色い花が特徴的です。どこにでも生えてくる上に、根が抜けにくく、種ができるとどんどん弾け飛ぶので目の敵にしている方も多いのではないでしょうか。
あれが、実家の家紋なのです。父が亡くなったときに、母が調べて判明しました。雑草が家紋とは!と驚きましたが、どんどん増える性質が子孫繁栄を思わせると、武士にも好まれた家紋だったということです。
母から話を聞いたときにはへぇ~、と納得しましたが、今日草をむしりながら考えました。抜いても抜いてもどんどん増えることを知っているのは、自分で草むしりをした人だからではないか。武士に好まれた家紋というけれど、武士も草をむしったのだろうかとちょっと不思議だったのです。
しかし、抜いても抜いても生えてくるとは、あっぱれじゃ!などとどこかの武士が思い、カタバミを家紋にしたのかも…などと考えていると、ちょっと楽しい気分になりました。雑草を気にする人は昔からいたわけです。
画像のイラストはカタバミですが、こうして見ると可憐な花です。しかし、これを抜いているときは、なかなかそうは思えませんが。現在は結婚して、家紋も変わってしまいました。夫の実家の家紋は笹の葉です。植物に縁があるのかもしれません。