何もしない生活と言われた私・嫌な気持ちになったけど、いろいろと考えられました

生活

人から何かを言われて考えてしまうことがあります。先日の私はまさにそれでした。一体誰に何を言われたのかというと、近所に住む遠い親戚の女性にこんなことを言われたのです。

あなた、ずっと何もしない生活なんでしょ?そんな生活でも慣れるものなの?まあ、家事はやっているんだろうけど、それでも外に出たくならないの?

言った女性は遠い親戚

親戚は我が家の近所で精米店を営んでいます。親戚だからという理由で、我が家では30年近く、ほとんどお米はその店で買っているのです。私が専業主婦だと知っているからこの言葉となったわけです。まあ、専業主婦をしているとどうしても外に出なくなり、人との付き合いも途絶えがちになります。単純に女性は家の中に閉じこもっている私の生活に興味があったのかもしれません。

しかし、私はどことなく嫌な気持ちになるのを抑えることができませんでした。なんだか土足で踏み込んで来られたような気がしたのです。私がどのように暮らそうと私の勝手です。私が外に仕事に出ないのは、特に深い意味はありませんでしたが、やはり疲れやすくて少しでも外に出ると、本当に家事をするのが嫌になったからです。

子どもが生まれる前に少しだけ共働きの時期がありましたが、まったく家事と仕事は両立できず、すぐに家庭と仕事、どちらも嫌になってしまいました。

共働きはうまくいかなかった

当時、食事は惣菜を買って、掃除は手抜きをして、と思わないではありませんでしたが、惣菜を買うのも私の仕事になります。私はそれが嫌でした。なぜ、ともに家庭を築くはずの夫が平気で「手伝ってほしいことがあるなら、ちゃんと言ってよ。言ってくれなきゃ俺だってわからない!スーパーの惣菜だって買ってくればちゃんと食べるよ」などというのでしょうか。

私だって結婚してすぐの頃は、家事はスタートラインに立ったばかりでした。しかし、夫の中には家事を主導するのは私だという確固たる考えがありました。家事にかんすることはすべて私が考えて、執り行わなくてはならなかったのです。そして、その考えは実は私の中にも根強くあって、私もがんじがらめになっていたのだと思います。がんじがらめになっていたからこそ、私はかろうじて家事を続けたのでしょう。

そんなときに妊娠が発覚して仕事を辞めることになりました。とりあえず分業制になったことで、家事はすべて私の仕事になったのです。私は家事を自分の仕事と思い、職場で仕事をするときと同様に力を注ぎました。夫はもともと家事を分担しろなどと言われて面倒に思っていたのでしょう。子どもが成長するまでは、家事のことで争いが起こることはなくなりました。

パートに出てみたけれど

子どもが成長して私が50歳になったとき、最期のチャンスとばかりにパートの仕事を始めたことがありました。私も夫も家事に対する姿勢がまったく変わっていませんでしたが、夫はパートは短時間だから大丈夫だろうと思ったようです。

結局、身体に負担がかかって私は疲れてしまったのかもしれません。私はあちこちに気を配ることができなくなり、お盆のときに仕事を入れてしまいました。そのときは夫に真剣に注意されたものです(それについて私は今でもまだ納得できません。お盆だからといって、1日に4時間仕事をするのがそんなにいけないことなのでしょうか?)。

また、間の悪いことに大学生になったばかりの次女が学校に行けなくなったり、実家の母が病気になったりと、いろいろなことが重なりました。パートのしごとは半年足らずで辞めることになったのです。

考えてみたら自分も嫌だった

長々と過去の回想を書きましたが、これが私が現在の何もしない生活をしている理由です。紆余曲折があって、今の生活をしているわけだから、どのように見えても(たとえ自分には理解不能であっても)あまり突っ込んだことを言うのはやめた方が良いと思った次第です。というか、やめていただきたいです。大体、親戚の女性もこんなことを長々と話されるのは嫌だと思います。

まあ、親戚の女性に言われたことを引きずるのは、きっと私自身が自分の生活を何もしない生活だと思っているからです。言われたことをどう受け取るかは、言われた人の問題です。言った女性のことを嫌だと思うと同時に、私は頑なになっている自分のことも嫌だなと思ったのでした。でも、普通は相手の生活に立ち入ることは言わないですよね~。特に商売をしているならなおさらです。我が家くらいの客はいてもいなくても、どちらでも良いのかな?なんて思う時点ですごく引きずって、根に持っていますね…怖い。

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