夫の従兄弟が訪ねて来たことで、再確認できた大切なこととは一体?

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昨日、お昼すぎ自宅でゴロゴロしていたら、夫の従兄弟が訪ねて来ました。先日叔父が亡くなったばかりの従兄弟は、香典返しと四十九日法要の知らせを持ってきてくれたのです。

いつもは訪ねて来る前に連絡があるのですが、今回はありませんでした。きっと渡すものだけ玄関先で渡して、すぐに失礼しようと考えていたのだと思います(知らせを持っていく先は我が家だけではないため)。

気楽に聞いたら…

車で1時間ほどの距離をわざわざ来てくれたので、せめてお茶を1杯だけ、と言って従兄弟に上がってもらいました。そこで「奥さん(従兄弟の妻)はお元気ですか?」と聞いたところ、あまり元気ではないと言います。

どういうことかと思っていたら、メンタルの病気になってしまったのだそうです。今年は叔父と叔母だけでなく、奥さんのお母さんも亡くなりました。

ずっと実家に通い、介護を続けていた奥さんはお母さんが亡くなった後、もっとできることがあったのではないか、やり方が悪かったのではないかと自分を責め続けたようです。

そうして自宅でパニック障害と思われる発作を起こし、救急車を呼ぶ騒ぎになりました。その発作がきっかけとなって精神科を受診。入院をすることになってしまったのです。

入院しているうちに叔母が亡くなったために、退院。一段落ついたと思ったら、今度は叔父が亡くなったわけです。それは「あまり元気ではない」と言いたくもなるでしょう。

あらためて実感したこと

それにしても、どこの家庭にもいろいろなことがあるものです。私と夫は常々従兄弟の家は安泰だね、と言っていました。十分な広さの家と土地、農業で得られる副収入、2人の息子はちゃんと独立しています。

それでも、親は年老いて同時に具合が悪くなったし、優しいが故に妻のメンタルも不調になり、入院は1ヶ月に及んだと言います。それらのトラブルに果敢に立ち向かっているうちに、従兄弟は帯状疱疹になってしまいました。

今までも幸せを人と比べても意味がないとは思っていましたが、今回の従兄弟の話を聞くうちに、どこの家庭でも様々な悩みを抱えているのだから、そもそも人とは比べようがないのだと思いました。

従兄弟はよく私に話してくれたな~、と思います。私が「奥さんは元気ですか?」と聞いた時に「ええ、まあ」などと取り繕うことはできたはずです。それをしなかったことで、私も大切なことを再確認できたように思います。言ってくれてありがとう、という気持ちを忘れないようにしたいです。

そして、奥さんもゆっくりで良いから、元気になるように願っています。やっとこれからは自分のために時間が使えるようになるわけですから。

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