私が惹かれるブログについて

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先日私が惹かれたブログとして、ジャンクママさんという方のブログを紹介しました。その記事に対して、あまり共感できないという内容のコメントをいただきました。

私が惹かれるブログ、2つの傾向

確かに私が惹かれるブログにはハッキリとした傾向があります。1つは自分と同じだと共感できるブログです。もう1つは自分とはかけ離れていると感じられるブログです。でも、完全にかけ離れているわけではありません。ブログを運営しているのは、みんな主婦です。主婦という呼び名は一緒なのに、ここまで違う人生を歩んでいることに興味と関心があります。

例えば私が子育てをしているときも、たまに児童虐待の報道を目の辺りにすることがありました。そんなとき、私は虐待をする人と自分がまったく別の人間だとはどうしても思えませんでした。同じ女性で母親です。何かの拍子に自分が虐待をしてしまう可能性がないとはいえないと感じていました。

子育てをしていた人なら、1度はもう嫌だとか、疲れたなどと感じることがあったのではないでしょうか。でも、たまたま実家の母が来てくれた、夫が早く帰ってきた、などの理由で虐待をしなくて済んだのかもしれません。または、子どもが成長する姿に触れることができて、喜びが勝り、虐待をしなかったのかもしれません。虐待をしてしまった人にはそんなことがなかったのかもしれません。

本当の自分の姿を探すために

虐待をする人もしない人も、違いはほんの少し、紙一重だったのかもしれないと思うと、私はどうしてもその人たちと自分がまるで違う位置に立っているとは思えなかったのです。だから今でも、自分に経験がないようなことが書いてあるブログを読むと、これはもう1人の私の姿かもしれないと思い、次から次へと読んでしまうのです。

自分の本当の姿を知るために、ブログを読んでいるのかもしれません。本当の自分の姿は知りたいけれど、知りたくないような複雑な気持ちです。共感できるブログを読んで安心して、また自分の姿を探しに行くという感じでしょうか。

甘いお菓子と塩っぱいおせんべいを交互に食べるのにも似ています。

この世に他人事はない

それから、夫の弟夫婦の家庭が崩壊したのを実際に見ているため、どんなことも他人事ではないと思うようになりました。これも、かけ離れた内容のブログを読むようになったことに影響していると思います。

平穏無事に暮らしているとばかり思っていた弟夫婦でしたが、単身赴任先で、部下の女性と弟は子どもを作ってしまいました。弟の妻はプライドを粉々に崩されたことと思います。でも、長年築いてきた家庭があるため、弟の妻は離婚はしないという結論を出しました。

どんなに自分に落ち度はないと思っていても、生きているとさまざまなことが降り掛かってくるものです。降り掛かってきたことに、私では理解できない対応を取る人もいます。弟の妻の離婚しないという対応は私には理解できませんが、そこに夫婦の間の深いつながりがあるのかもしれません。理解できないからといって、心を閉ざしていると、その深いつながりも感じられなくなってしまう気がします。

他人事ではないと思っていると、自分には考えられない、想像もできないことを書いてあるブログがとてもおもしろいと思えます(多分、限度はあります。良俗公序に反しない程度の内容が望ましいです)。

最近共感したのは…

ところで、最近私がとても共感したのは、「かぼちゃのしょくたく」というブログの記事、「土鍋で空焚き」です。普段は絶対にない失敗ですが、私にも経験があります。私は半日麦茶を煮続けて、濃縮麦茶を作ってしまったことがあります。当時まだ40代になったばかりだったので、本気で自分の行く末を心配しました。

やはり共感できるブログとかけ離れたブログ、両方読みたいと思う私です。みなさんはいかがでしょうか?

コメント

  1. 葉月 より:

    また余計な事をコメントしてしまったようですみません。
    私もブログを拝読するのは好きですが、同世代の方、同病の方、ワンコブログが殆どです。共感や、情報交換して仲良くなった方もいます。やはり人の不幸やドロドロは、あまり触れたくなかったので。
    しかし、最近、今まで読んだことのない、遺伝子疾患のある赤ちゃんを生んだ若いお母さんのブログを拝見して、非常に衝撃を受け感動しました。淡々として嘘のない、読みやすい文章のブログで、赤ちゃんの病気を受け入れるまでの葛藤と、それから亡くなるまでの愛情溢れる描写に涙しました。
    自分の娘と同世代の方から、愛情とは何か教わった気がしました。
    こういう出会いがあるから、私もまたブログ好きなんだろうな、と思っています。

    • yumikoneko より:

      いえいえ、葉月さんのコメントを自分の好みって何なんだろう、と考えるきっかけにしただけです。
      余計なことでは決してありません。
      私は地味で良識がありそうな外見をしていながら(見えないから勝手に言っています)、
      この好みと考え方なので、よく周りの方々に引かれていました。
      まあ、このような中高年もいるということでご容赦ください。
      また、コメントお待ちしています。時節柄、ご自愛ください。
      今はただのカゼでもちゃんと診察してもらえませんから。

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