コロナ禍だけど、夫が叔母に会いに行く

コロナ

無事に箱根への出張から帰宅した夫。休む間もなく、車で1時間ほど離れた場所に住む叔母に会いに出かけました。早くに両親を亡くした夫は叔母夫婦にもずいぶんと世話になったそうです。認知症の症状が現れている叔母は最近、とても夫に会いたがっています。

本当だったらお盆のときに会うべきでしたが、夫は出張に行く数日前から準備に追われてそれどころではなくなったしまいました。

まだ、コロナが収束したわけではありませんから、夫はほんの一時、お昼ごはんを一緒に食べようと出かけていきました。

叔母の一家はすでにワクチン接種済みだった

叔母の家に到着してみると、すでに一家は新型コロナワクチンを接種していました。その場でワクチンを接種していないのは夫だけ。夫は出張から帰るときにPCR検査を受け、陰性であることは証明されていますが、何だか居心地が悪かったと言っていました。

何しろ、ワクチンを2回接種済みでも、コロナに感染した人がいるそうですから、万が一のことを考えると、ソワソワしてしまったようです。叔父も叔母も80歳を超える高齢です。もし、夫が原因でコロナになり、亡くなってしまったら、と考えるといたたまれない気持ちになるのも無理はありません。

一番安全なのは、会わないという選択ですが、叔母はもともと情が深い人で、とにかく自分が好きな人には会いたいと思い、それを隠したりごまかしたりはできません。自分はもうワクチンを接種したから大丈夫、遊びにおいで、いつ来るの、と夫に何度も電話してきました。コロナの感染を恐れるあまりに、叔母に会わないというのも、どうなのかと夫は考えてしまったようです。

会っても会わなくてもスッキリしない状態

叔母に残された時間はそれほど多いとは思えません。それは夫の祖母と一緒に暮らしていた私たちにはよくわかっています。そのうち、と言っているうちにもう2度と会えなくなってしまうかもしれません。叔母も本当はそこのところがわかっているからこそ、会いたいとストレートに夫に言ってくるのだと思います。

結局夫は会っても会わなくても、どこかスッキリしない気持ちになってしまったようです。なるべく時間をかけずに失礼しましたが、それでも叔母が満足してくれれば良いと私も思っています。

ちなみに叔母には2人の息子がおり、長男夫婦とは敷地内同居をしています。孫息子も結婚して、決して夫に会わなければ孤独だというわけではないのです。それでも、今でも夫のことを気にかけてくれるわけですから、夫もなんとしてでも会わなくては、と思わずにはいられないでしょう。

我慢できることは、幸せな状況

コロナ禍でいろいろと我慢をしなくてはならない人が多いでしょうが、そのことを理解できない人や理解できても事情があって我慢を続けることができない人もいるでしょう。今回、我慢を続けられる人というのは、もしかすると恵まれた状況の人かもしれません。

きっとそんな人たちの家族も大変な思いをしているはずです。叔母を見ていると、叔母の家族の苦労が感じられます。

コロナには早く収束して欲しいですが、この状況を我慢できている自分が恵まれていることに感謝を忘れないようにしたいと思っています。正直言って、現在の状況でもし父や母が生きていたら、と考えるとちょっと私は怖くなってしまうのです。

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