昨年の夏、次女はベッドを分解、私も手伝って次女の部屋(2階)から外に運び出しました。その後は夫にごみ処理施設まで運んでもらったのです。
今度は学習机を処分するのだと言って、随分がんばって分解していましたが、何分にも引きこもり生活で身体も心も弱っていた次女は分解したところで力尽きてしまいました。
あっけなく作業は完了
バラバラになった机はいつまでも次女の部屋の壁に立て掛けてあり、私は気になっていました。ベッドを処分した次女の部屋はガランとしていて、その上バラした机が木材のような状態で部屋に置きっぱなしです。とても落ち着けるスペースとは言えないと思っていましたが、次女がやる気にならないことには、話になりません。
何度か私から声をかけましたが、その度に次女は今日はやる気にならないとか、身体がだるいなどと理由をつけてやろうとしませんでした。
仕方なく次女がやる気になるのをずっと待っていましたが、その時は突然訪れました。今日、昼食(次女にとっては朝食)を摂っているときに「机外に出すから、手伝って」とお願いされたのです。本棚はすでに撤去済みだったので、あっという間に外に出すことができました。
昔農家をしていたことから、我が家の敷地内には今でも古い納屋が建っています。机の1つや2つ置いたところでまったく目立たないのです。ただ、机の場所を少しずらしただけではないかという気もしますが、外に運び出しさえすれば、夫にごみ処理施設に持っていってもらう機会もぐっと増えるでしょう。本当の処理への第一歩だと思うことにしました。
まだ残っているものも…
まだ、全てを外に出したわけではありません。引出しの部分はそのままです。全体的に四角くて、手を引っ掛けにくいので、次女と二人でも2階から降ろすのが不安です。
しかもとても重いので、下手をすると、怪我の原因になりそうです。本当に何かを処分するのは大変です。買うときは、処分するときのことまで考えると、ムダな買い物をしなくて済むかもしれません。
学習机を一生使う人もなかなかいないでしょう。買うときにもう少し考えれば良かったです。シンプルで奥行きのないものを選べば、部屋の中でジャマにならずに使い続けられたかもしれません。
または、もう少しチープなものを選べば、捨てるときの苦労が少なかったかもしれません。次女の机は中途半端に重厚だったのです。これからお子さんに机を買う人は、本当に必要なものなのか少し考えてみるのも良いかもしれません。
学習机を捨てる日の寂しさ
それにしても、子どもの未来と幸せを考えて、無理して買った学習机をバラして捨てる日が来るとは、何とも寂しいものです。
実は私も20代のときに同じことをしました。そのときは部屋が広くなって、せいせいしたと思っていましたが、母も寂しいと思っていたのでしょうか。
次女の机のことも、完全に捨ててしまえば、そのうち忘れてしまうと思います。バラしたものをもう一度組み立てる気持ちは、もうないのですから。後はごみ処理施設に行くだけです。
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