この数日、急に寒くなりました。私のしもやけもこれでは悪化する一方かと思いましたが、実はそうでもありません。治ってはいませんが、痒みは収まっていて、何とか普通に生活できています。
大寒波が来たけど、しもやけは小康状態
実は手が痒くて仕方がないときに、ハンドグリップを握って10回ほど動かしていたら、痒みが収まったことがありました。それで調子に乗って1日に何回もハンドグリップを握って動かしていたら、今のような小康状態が続いているというわけです。
ハンドグリップとは、握力を鍛えるために、手で握る器具のことです(写真は私の手とハンドグリップです)。軽い力で握れる負荷の軽いものから、かなり握力の強い人でないと握れない負荷のものまで各種揃っています。負荷の軽いものは100均でも買うことができます。
なぜ私がハンドグリップを持っていたかというと、長女が握力を鍛えることに凝っていて(長女はずっと絵を書いていて、手に不調が現れやすいため、握力を鍛えようと思ったらしいです)、最初に使っていたハンドグリップはもう簡単にできるようになってしまったから、と私に譲ってくれたのです。
長女がくれたのは、私でも簡単に握れる負荷の軽いもので、多分10kg程度です。私はすぐに飽きてしまい、放り出していたのですが、手が痒いときに、なぜかとてもハンドグリップを握りたくなりました。
しもやけ改善のメカニズム
なぜ痒みが収まったのか、自分でも不思議で調べてみましたが、私と同じことを言っている人は見当たりませんでした。しかし、ハンドグリップで高血圧が改善した人はかなりいるようです。
ハンドグリップを握るときの圧迫で、一時的に血流が低下しますが、手を緩めるとその血流が元にもどります。このときに体内では一酸化窒素が分泌されるそうです。この一酸化窒素には全身をリラックスさせて、血管を広げる働きがあるため、血圧が下がるという仕組みらしいです。
私はハンドグリップの血管を広げる働きが、しもやけにも良い作用をしたのだと思っていますが、どうでしょうか。
思い当たる節もある
私がしもやけに悩まされるようになったのは、更年期に差し掛かる頃でした。ちょうどその頃、握力を調べる機会がありましたが、若い頃よりかなり握力が低下していました。今考えると、手や腕の筋力が衰えて握力が低下した状態が、しもやけに関係していたのかもしれません。
よく身体が欲するなどと言いますが、私は誰に言われるでもなく、ハンドグリップを握りたくなったので、自分の身体の声には耳を済ませるべきだと実感しました。
それに血圧を下げるほどのリラックス効果があるなら、現代の中高年女性には嬉しい限りです。ぜひ、春になるまでは暇さえあればハンドグリップを握る生活を続けたいです。そしてできれば、そのまま生活習慣の1つにしてしまえれば、と思っています。