次女が古くなったベッドを処分したいと言い出しました。マットレスの腰の部分が沈んでしまって、寝心地が悪いと言うのです。
ベッドを分解
それもそのはずで、現在24歳の次女のベッドは小学生のときに買ったものです。ベッドのフレームはともかくマットレスは劣化するのが当然です。すでに新しい敷布団は自分で買って用意しているので、ベッドを分解して外に出したいと言ってきました(外に出しておけば、後は夫が市のごみ処理施設に運んでくれます)。
何度も言ってくるので、それじゃあと昨日一緒にベッドのフレームを分解して外に運び出しました。昔からの家なので置き場所には困りません。マットレスを外すと、ベッドのフレームも長い間のホコリにまみれていて、ネジを外すのも大変でした。
作業自体は30分程度で終わり、これで良しと思っていたら、夜になって次女が泣き言を言い出しました。環境が変わりすぎて、落ち着かない、これでは眠れないのではないかと言うのです。
ちょっとした変化も刺激に
我が家の次女はもう引きこもり始めて4年目になります。眠れない、頭がボーッとする、気分が悪いなどと日常茶飯事のように不調がありますが、環境が変わることも次女を刺激することになるとは思ってもみませんでした(しかもほんのちょっとしたことで…)。
ベッドを早く外に出したいと何度も言っていたのも、強迫観念のようなものだったようです。考えてみると大学に入学したこと、バイトを始めたことはすべて生活の変化で、次女にとっては耐え難いことだったのかもしれません。
私や夫はそんな次女に対して「そのうち慣れるよ」としか言っていませんでした。もっと次女に寄り添ってあげても良かったと思う反面、慣れるしかないこともたくさんあると思わずにはいられませんでした。
小さなことから慣れて欲しい
手始めに次女には新しい布団に慣れて欲しいと思っています。やはり13年間使って傷んだベッドをもう1度部屋に入れて使うのは現実的ではありません。落ち着いて考えると次女にもそれはわかったらしく、ベッドは捨てると言いました。
一生使い続けられるものはそれほど多くありません。大体は名残惜しいと思っても買い換えなくてはならないのです。次女の年齢ならそれはなおさらです。ここは自分で慣れるしかないと思います。
でも、久しぶりに次女と一緒に作業をしたのは、ちょっと楽しかったので、私は満足です。