昨日も1日暑かったですね。最近はマスクをしながら、いかに夏を乗り切るかということがニュースなどで話題になっています。私も先日、買い物のときだけ、と思いマスクを着けましたが、終わる頃にはめまいがしてきました。
マスクで気分が悪くなる!
昨日は長女がアルバイトに出かけていました。朝マスクを着けて通勤したら、気分が悪くなったそうです。マスクをしていると、温かい空気を吸うことになりますから、体の熱を下げにくくなるようです。だから最近はマスク熱中症という言葉ができたくらいです。
もともと長女はメガネをマスクも大嫌いでしたが、流石に電車の中ではマスクをしないと周りの人に申し訳ないと思ったそうです。みんなも我慢しているのだから、自分もと思うのは素晴らしい心がけですが、それで気分が悪くなっては仕事もできないでしょう。
長女は会社の同僚の助言で、マスクを外して涼しいところで休ませてもらいました。その後は気分が良くなって、仕事も無事にできたそうです。
暑い季節のマスクは不自然
昨日も話題にした感覚過敏の話をしたところ(記事はこちらです「マスクを着けられない人がいる」)、長女は自分は昔から感覚過敏なのではないかと思っていたと話していました。長女の場合は、感覚過敏の他に熱中症になりかかって、気分が悪くなったのだと思われます。
これから暑い季節になりますが、マスクをしながら乗り切る方法などあるのでしょうか。もともと顔は寒い季節でも、ほとんどの場合はむき出しで生活しています。それで済んでいるわけです。それを暑い季節にマスクでおおってしまっては、熱中症などのトラブルが起きて当然です。常に顔にマスクが触っていることで、皮膚炎なども起きるかもしれません。
コロナウイルスに感染するのは大変なことで、誰でも嫌に決まっていますが、それでは熱中症なら良いのでしょうか。人によっては熱中症も命取りです。2018年に小学1年生の男子が校外学習に出かけた際に、熱中症で命を落としてしまいました。マスクでより危険度が増すのではないかと不安になります。
夏向きのマスクへの疑問
夏向けに通気性の良いマスクや冷感接触の布で作られたマスクが販売されるようですが、それはマスクとしての機能を果たすのか、私は少し疑問を持っています。
通気性が良いということは、さまざまなものを通過させてしまい、肝心の効果はないのではないかと思います。冷感接触というのはあくまでも感覚の問題で、本当に体温を下げてくれるわけではないでしょう。かえって冷たい感覚に騙されて、熱中症が進行してしまうことはないのでしょうか。
冷房の効いた密室で仕事や勉強をするときは、マスクが必要ですが、暑い屋外ではマスクをしていなくても非難されるべきではありません。これだけメディアが新型コロナウイルスについて日夜報道しているのですから、夏場のマスクによる危険をもっと訴えても良いのではないかと感じています。
マスクを着けられない人や、マスクを着けない方が良い場合のことを繰り返し報道すれば、マスクをしていない人が、白い目で見られることもなくなるはずです。
コロナも熱中症も、どちらも嫌だから
今の世の中、マスクを着けないと非難されるから、それが怖くて不愉快なのを我慢してマスクを着けている人がたくさんいるはずです。でも、マスクを着けることを強要するような人たちは、もし私が熱中症になっても何の責任も取ってくれません。
暑いときはマスク以外にできる予防法を徹底すると良いと私は考えます。うがい手洗い、ソーシャルディスタンス、大声で喋らないなどできることはたくさんあるでしょう。マスクに頼れないとなれば、かえってそれらの方法をさらに徹底してできるようになるでしょう。
新型コロナウイルス感染症と熱中症のどちらかを選ばなくてはならない、というのはおかしな話です。本当はみんなどちらも嫌に決まっています。暑い、苦しいと感じたら、ソーシャルディスタンスに気を付けて、マスクを外してみませんか?そして、そんな人を見たら『暑いから苦しいんだな。かわいそうに』と考えるようにしてみませんか?