先日起こった長野の立てこもり事件。犯人の男性が、被害者の女性2人に悪口を言われたと思い込んだことが原因でした。
我が家の近所にもいた!
被害者の女性2人は仲が良く、毎日のように一緒にウォーキングをしていたそうです。実は偶然にも、我が家の近所にも同じような2人組がいます。もう20年以上も毎日のように2人揃ってウォーキングをしているのです。もちろん、おしゃべりも楽しんでいるようです。
ウォーキングをしている女性の1人と私は数回一緒にお茶摘みをしていますが、なぜか私に突っかかるのです。
〇〇園のお茶摘み、あなたは呼ばれたの?え?呼ばれていないの?なんでからしら~。私にはわざわざ電話がかかってきたわよ。
また、疲れた?と尋ねられたので「ええ、多少は」と答えたところ、こんな返事も返ってきました。
やっぱり専業主婦がたまに外に出ると疲れるのよね~。私は若い頃から働いてきたから、全然平気だけど。
これで懲りてなるべく近寄らずにお茶摘みをしていたのですが、その後も彼女たちは我が家の前をウォーキングで通るのです。私が草むしりのために外に出ていると、目が合いますがあいさつもありません。まあ、私のほうが年下なのでできる限りあいさつをしていたのですが、段々それも面倒になってきました。
それで、私がどう思ったかというと、まああまり良いことは考えませんでした。あいさつもしない、無視するようなことをするなら、我が家の前を通らないで欲しい、別に道はいくらでもあるんだから、などと考えていたのです。
思い出したら、ちょっと怖かった
最近は草むしりをすることも減っていて、それほど彼女のことを考えていたわけではありませんが、報道で被害者女性2人は毎日のようにウォーキングをしていたと聞いて、急に思い出し、そして怖くなりました。
程度は違っても私は犯人の男性と同じようなことを考えていたのではないか、と思えたのです。事件は決して他人事ではありません。自分が被害者になるのも怖いですが、加害者になるのはもっと怖いです。
悪口を言われた、嫌なことを言われたと感じることって、誰にでもありえることです。そのとき、それをどう消化するかを考えておかないと、後々に影響が出てしまうかもしれません。ただ、我慢するだけでは自分に負担がかかるだろうし…
また、逆に自分でそんなつもりがなくても悪口を言ったと受け取られることもあるでしょう。これはもっと話が厄介ですね。なかなか人は「あなた悪口を言いましたね。どういうことですか?」と直接言ってくれないですから、相手の不満を解消しようもないでしょう。このような場合はどうしたら良いのでしょうか。
こんなことを考えているから、私は人付き合いが面倒になり、一層閉じこもりがちになるのかもしれません。しかし、被害女性2人がウォーキングしていたと聞いたときは怖かったです…
コメント
いつも楽しく拝読しております。
わたしも、実家の目の前がコミュニティバスの停車所の一つになっていて、たまに実家に帰ったとき、中年から高齢の女性達がバスを待ちながらおしゃべりする声が、家の中まで聞こえますが、なんか、嫌だな、早く去ってほしいな、といつも思います。
今回の被害者の方が実際に悪口を言っていたかどうかは、わからないし、それで犯罪を正当化することは絶対にできませんが、
悪意があるなしに関わらず、人の噂話を安易にしたり、他人の生活とか人生に踏み込むような発言をするという行為は、どんな形であれ、何らかの結果が、自分に返ってくるんじゃないかと感じました。
特に孤立を感じてる人に、さらに追い討ちをかけるような行為はしてはいけないと思いました。
これからも更新を楽しみにしております。
ふくもみじさん
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
私の夫も、被害女性たちが毎日のようにウォーキングしていたというのを新聞記事で知って「あの人たちみたいだね〜」と言っていました。やはり連想したみたいです。
今は色々な価値観が混在する時代なので、以前よりも人との距離のとりかたが難しいのかもしれませんね。
以前のように、年長者の発言を悪気はないんだから…と、聞き流すことはもうしてもらえないようです。
私自身も、気をつけて生きていくべきですね。それでは、また。