このブログを始めてすぐに、私にはおおっぴらには言えないことがあるという記事を書きました。
今回も私がおおっぴらには言えないと思っていることを書きたいと思います。
夫がいないと困ること、2つ
夫が出張で珍しく2週間も家をあけることになり、私はいろいろと考えました。まず、夫の体のことです。慣れない場所で泊まり込みで屋外での仕事をするのですから(しかも年齢も57歳です)、普段よりも負担がかかります。その上、県をまたぐ移動をしますから、コロナの感染が心配になります。
もう1つは防犯面です。私が住んでいるのは夫の実家で、昔ながらの農家が多い土地です。団地で育った私からすると、家と家との距離がとても遠いです。何かあったときに叫んだとしても、多分隣の家の人にも聞こえないと思います。
夫がいないと、女3人だけになりますから、昼間から玄関の鍵を閉めるなど、十分に注意しようと思いました。
実は楽なことが多い
この2点を除くと、今回私は大変気が楽です。まるで骨休めをさせてもらっているようです。毎朝5時に起きて弁当を作り、夕方4時を過ぎると夕食はどうしようと考えずに済む生活は楽そのものです。
洗濯の量も少なくて、雨続きのお天気でもそれほど困りませんでした。食事作りと洗濯が楽になると、普段どおりに掃除をしていても、まったく負担になりません。
よく食事を作るときに、人数が増えてもそれほど手間は変わらない、などと言う人がいますが、私は明らかに変わると思います。
人数が多いときと少ないときでは、メニューから違ってきます。私と娘たちだけだと、食事時に酒を飲むわけではありませんから、品数も少なくて済むし、簡単にできるものにしよう、ということになります。
そうなると後片付けの量も少ないので、断然楽になります。もしこれが期間限定ではなく、ずっと続くのであれば、私はかなり暇になります。
家族の人数が減ると、楽になるのはずっと前から思っていました。娘が修学旅行のときなど、数日家を留守にするとてきめんに楽だと思っていましたが、やはりおおっぴらに言ってはいけないような気がしていました。
しかし、これを思っていたのは私だけではなかったようで、PTAの役員をしていたときに、同じことを言っている人がいました。その人も、言葉にするのは後ろめたいと言っていましたが…
家族が減らなくても、家事が楽な家庭にしたい
こんな思いをすると、逆の場合も考えてしまいます。夫が定年退職した後はさぞ、大変になるだろうということです。一緒にいる時間が増える、これは家族の人数が増えることに匹敵すると思います。
世の中の妻が、定年退職後の夫がずっと家にいることを嫌がるのも無理ありません。だって、いなければこんなに楽なのですから。
これはいなければ楽だな~と思っているだけではなく、一緒にいても楽なように自分で生活を整えていくことが必要なのでしょう。
これからどうする?
私も黙って何でもするのではなく(黙ってしていれば、家族はそれが当然だと思うでしょう)、ここから先はどうぞ自分でしてください、という事を増やして行こうと思います。
我が家では娘たちもいつ自立するかわかりません。家族4人の生活が長く続くでしょう。自分を楽にするためには、少々言いにくいことがあっても、それを乗り越えて行かなくてはならないと思います。
言いにくいと思っているのは自分だけで、案外家族は受け入れてくれるかもしれません。おおっぴらに言えないことをいつまでも抱えていてはいけないかもしれませんね。私は普段、これをやって、あれをやってと言ったことがほとんどないので、ちょっとドキドキしていますが…