コロナ騒ぎで家にいる時間が増えた人も多いでしょう。掃除や片付けに励む人がたくさんいるかもしれませんね。
他人の部屋に普通は文句を付けない
今日、読んだ貯め代さんという女性のブログに、旦那さんの親友の奥さんに部屋が汚い、片付けられないのは人間失格と言われたという話が掲載されていました(こちらの記事です)。貯め代さんは私と同い年の女性で、それは新婚時代の話だそうです。今、考えると自分はマウンティングされたのだろう、そして溜まったストレスのはけ口として使われたのだろうと冷静な分析をしていました。
文章からも頭の良い女性だということがよくわかり、もしかして自分より頭の良い女性に嫉妬のような感情が湧いて、親友の奥さんは当たり散らしたのかもしれないと思いました。
私も部屋のことで文句を言われた!
私はブログで読んだ話とは逆に、部屋が片付いていると言って叱られた経験があります。私たち家族は26年前から、夫の実家の敷地内に家を建てて暮らしています。今27歳の長女が1歳だったときに夫の親戚の女性が訪ねて来たことがありました(多分お盆かお彼岸だったのでしょう)。
目上の人だったので、自宅に上がってもらうときに「散らかっていますが、どうぞ」と言ったのですが、かなり大きな声でこう言われました。
これで散らかっているなんて、アンタはおかしい!片付け過ぎちゃダメだ!これ以上片付けると、子どもの心がおかしくなるよ!
私は今も昔も掃除は毎日していますが、まだ幼かった長女がおもちゃを散らかしていたので、あいさつ代わりのような気持ちで「散らかっていますが…」の一言が出たのです。それに対して大きな声でまくし立てられて、驚いてしまいました。
一言で距離が生まれた
早く両親を亡くした夫には何人か親戚がいて、幼い頃から支えてくれました。そのときの親戚は家も一番近いし、大切な人だと思っていたのですが、この件で少し警戒する気持ちが生まれてしまいました。また地雷を踏んでしまうかもしれないと思うと怖くて、付き合いづらいと思ってしまい、距離を置くようになってしまったのです。
貯め代さんは人間失格と言われましたが、私は母親失格と言われたような気持ちになりました。我が家に訪ねてくる親戚は他にもいますが、あれからは「いつも(部屋を)キレイにしているね」などと褒めてもらっても素直に受け取れなくなってしまいました。
他人をストレスのはけ口にする人というのは、結局どんなことでも良いのかもしれないと感じました。散らかっていても、片付いていても自分の虫の居所が悪ければ、相手を感情のはけ口にしてしまうのでしょう。
良かったこともある?
本来、他人の家が散らかっていようと片付いていようと、文句をいうのがおかしいのです。部屋の主が良ければそれで良いのです。もし嫌なら訪ねなければ良いのですから。
でも、文句を言われて良かったこともあります。早めに距離を取るようにしたために、私と親戚の女性はそれ以上関係が悪くなりませんでした。仲違いをしたわけではないので、今でも会えばあいさつはします。
後になって知りましたが、近所にはその女性と絶交した人がたくさんいるようです。もし私が同じことになっていたら、親戚どうしである分、話はもっとややこしくなっただろうと思います。早くにストレスをぶつけてもらって、私も助かったと思っています。