朝から手が冷たくて辛いです。動いているときは良いですが、人間ずっと動き続けてはいられません。橋本病がわかったときは、この辛い冷えが治るきっかけになるのではないかととても期待していたのですが、まだ10月なのにもうしもやけになる日が近づいているような気がします。
今日は寒いとは言え、室内は暖房をつけなくても20度ほどあります。別に冬の寒さとは違います。コタツにも入っているのに手が冷えてジンジンしているのです。先程長女が私の手に触って、あまりの冷たさにびっくりしていました。
治療を始める前よりも心配に…
自分でもずっと自分は橋本病ではないかと思ってはいましたが、いざ本当に橋本病だとわかると少しの変化でも病気のせいなのでは、と考えてしまいます。そして、ホルモン剤の量が足りないのではないか、また血液検査を受けてはっきりさせた方が良いのではないかと心配が膨れ上がります。
しかし、今までも別に生きて来たのですから、たとえホルモン剤の量が足りなくても大丈夫なのです。今まではまったくそういったものの助けを借りていなかったのです。それでも、別に寝込むことはありませんでした(元気はなかったけれど)。今は確実に治療を始めています。私は前進しているのです。
治療を始めてすぐの頃は、いろいろと効果を実感することがありました。それで自分でも浮かれてしまったのだと思います。夕食後にお皿を洗っていても、足がだるくならないとか、朝起きたときにまぶたが腫れていないとか、他人からすれば些細なことでしょうが、自分ではとても嬉しくて、このまま治療を続けたら、私はとても健康的でスッキリした人間になれるのではないか、と思ったのです。
気長に付き合いたい
しかし、人間はそんなに急激に変わることはできないのかもしれません。もしかすると、良くなった体調に私が慣れてしまったのかもしれません。
どちらにしろ、まだ私は治療を始めて2カ月半が過ぎたところです。長年の悩みを2カ月半ですべて解決しようとは、ちょっと急ぎ過ぎだし、都合が良かったとも思えます。治療に対する期待値も高かったのかな…などと反省もしています。
とにかく、長い年月付き合っている人が多い病気だし、私も気を長くして付き合わないといけないですね。橋本病で有名なのは脚本家の橋田壽賀子さんですが、彼女もずっと橋本病を付き合っていたようです。90代で失くなったのですから、50年以上も付き合っていたわけです。2カ月半で文句を言っていてはいけないな、と思いますが、手の冷えはやはり辛いです。もう、お風呂に入ろうかな…