今日は近所の小学校で運動会が開催されています。娘たちも通った小学校は、我が家から徒歩10分以内で到着できますから、運動会の様子が音にのって届きます。毎年、9月中に運動会は終わるのですが、今年はインフルエンザで6年生が学年閉鎖になりました。
夏休み中から練習を続けたマーチングバンドが披露できないのは、6年生がかわいそうだということで、他の学年は元気だったし、天候もそれほど悪くなかったにもかかわらず、今日に延期になったのです。
娘たちも私も運動会は苦手だった
今、そのマーチングバンドの音が聞こえてきていますが、何だか楽しい気持ちになってきます。娘たちが実際に小学生だった頃、娘たちはマーチングの練習が好きではなく（6年生は強制的にやらされるため、ちょっと気の毒でした）、文句ばかり言っていたし、私にも心の余裕がありませんでした。
小学校の運動会ではPTAの役員をしていると生徒よりも早く学校に到着しないといけなかったし、お弁当も作らないといけないため、朝から忙しくてできれば運動会などない方が良いと、何度思ったことでしょう。
自分が子どもだったときも、運動が苦手だったことを除いても、普段とは違う緊張感があったのか、運動会が好きではありませんでした。6年生のときだったか、酷い腹痛に我慢ができず、早退したこともありました。
そのときは帰宅してからも腹痛は収まらず、夜通し苦しんだ記憶があります（最終的には血便まで出たので、家庭内で隔離されるという事態に発展）。次の日に近所の医院で診察を受けたところ、大腸炎なので感染はしませんと言われ、一安心でしたが。
今は運動会もいいなと思えるように
ずっと運動会は苦手だと思ってきましたが、今の私は小学校から聞こえてくる運動会の気配を楽しんでいます。ああ、秋だな～、運動会の気配は良いものだな、と思っているのです。
今の私は小学校の当事者ではありません。自分はもう、小学生ではないし、娘たちも違います。小学校の運動会に対して、ちゃんと時間までに行かなくては、または行かせなくてはと心を配らないで済むし、運動会のお弁当という、普段より少し力を入れたお弁当を作らないでも良いわけです。
責任感がないとこんなにも気持ちが伸びやかになるのだと、今は実感しています。以前は運動会が面倒で嫌だと思う自分に対して、何だか気が引けていましたが、今思うとそれは責任感があったからだったのかもしれないと思います。
そんなに後ろめたく思わないでも良かったです。この先、もっと年を取ったら、運動会以外にもいいなと思えることが増えていくのかもしれません。そう思うと何だか悪くないですね。楽しみにしていようと思っています。
よろしくお願いします。
