夫の弟が新しい住まいとして選んだのはUR賃貸住宅・その理由とは

団地 家族

諸事情があって新しい住まいを探さなくてはならなくなった夫の弟。最初は普通に不動産仲介業者を通じて部屋を探すつもりでした。しかし、部屋を選ぶときに、静かな環境が譲れなかった弟は自らの睡眠障害に触れてしまい、そこから精神疾患を患っていることがわかってしまいます。

結果として、弟は入居の審査に通らなかったばかりか、その業者のすべての系列店で断られることになってしまいました。つまりブラックリストに載ってしまったのです。

無職でも部屋を借りられる方法があった!

もういよいよ弟の貯蓄を使い、中古の分譲団地を購入するしかないかと思われましたが、UR賃貸住宅なら大丈夫だという情報を弟が見つけました。

通常ならUR賃貸住宅でも、入居の前には審査が必要ですが、家賃を1年分前払いすれば、審査せずに入居が可能だと言うのです。そして保証人なども必要ではないため、弟が自分の力だけで入居できるわけです。

URでは、貯蓄額が家賃の100倍あれば、審査不要という制度もあるため、無職の人、フリーランスの人、高齢者なども部屋を借りることができます。これは覚えておいても損はないな~、と思いました。特に私の娘たちなど、将来はこのような制度のお世話になることがあるかもしれません。

見守る方はちょっと複雑

ただ、分譲団地を購入すれば、それはいずれ弟のものになります。住むところだけでも決まっていれば弟だけでなく、それを見守る夫の安心にもつながるため、少々気持ち的には複雑なところがありました。しかし、弟にしても申し訳ない思いだけで暮らすよりも、自分でも何とかできたという達成感を覚えながら生活した方が、心身の健康に良さそうです。

本当は昨日、弟は賃借契約を結ぶはずでしたが、夫にかかってきた電話では、契約はまだ結んでいないということでした。借りる部屋を変えると言うのです。最初に借りるつもりだった部屋は2階にあり、そこにはエレベーターが止まらないため、7階に変えたいと言っていました。

夫にしてみれば、無事に契約したと聞いて安心したいところでしたが、何とも残念なことでした。2階くらいなら、リハビリだと思って登れば良いのに、とブツブツ言っていましたが、あまり文句を言ってまた弟と喧嘩になるのが怖かったのでしょう。一生懸命に我慢をしていました。

子ども時代をずっと団地で暮らした私には、7階に住むのはそう悪いことばかりでもないような気がします。例えば救急車が来ても、担架は階段を通るのが大変です。エレベーターのない2階よりも、エレベーターが止まる7階の方がすんなりと病人やけが人を運び出せるように思います。

高層階の方が虫も出ないし、家賃も安いです。まあ、停電でエレベーターが止まったら、などと考えると不安はありますが、どんなところでも不安がないところなどはないでしょう。

これからもまだまだ大変そう…

それに住む場所だけ決まっても、後の収入の道のことは弟は考えていないでしょう(当面は失業保険をもらうと言っていますが)。大変なのはこれから、のはずです。

夫は自分だけが大変そうな顔をしていますが、夫の文句を聞いているのは私です。私も十分に大変なのですが、夫にはそれがわからないようです。弟もきっと大変なのでしょうが、契約する部屋を変えるから、などと言っているのを見ると、それほどダメージは受けていないのかな、と思えます。

夫とその弟、見ていると何だかバカバカしくなってきた私です。

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