エアコンクリーニングをすることになって、引きこもりの次女の居場所について考えました。
長女と次女の関係ばかりを考えましたが、もっとそれ以前に次女は家族を遠ざけ始めていたような気がします。最初は楽しみにしていたドラマを家族とは見ないようになったことです。
最初はドラマ、次は食事
次女はこんなことを言っていました。
誰かと見ていると、気が散ってドラマに集中できないんだ。見るなら一人で見たい。
そんなことを言い出して数年、次女は引きこもりになり、今度は夕食をみんなで食べるのが負担だと言い出したのです。我が家の夕食は午後6時30分。普通の家庭よりは早めだと思います。
次女はその時間に眠っている事が多く、無理に起きても気持ち悪いし、食事をしたくないと主張。これを聞き入れたことにより、唯一家族が顔を揃える機会がなくなりました。
まずいと思ってもどうにもできない
ドラマも食事も、次女の言い分を否定することはできたでしょう。実際に夫はどちらもかなり反対しました。夫は次女に「そんなこと言わないで、一緒にドラマを見ようよ」、「家族なんだから食事は揃って摂るべきだ」と言い続けたのです。
しかし、私は無理強いをしても次女が変わるとは思えませんでした。無理を強いて次女を引っ張り出しても、次女本人も辛いし、それを間近で見ている家族も辛いことになったと思います。
食事の時間に無理に起こすと次女は本当に辛そうで、これでは食事をしない方がマシではないかと思えるほどでした。食事の時間は私にとっても憂うつなものになったのです。
結局私と長女が夫に無理強いしても仕方がないと何度も言い、次女の言う通りにすることになりました。今でもどうするのが正解だったのかわかりません。長女と次女から家族揃って食事をする機会を奪ってしまったのかもしれないとも思います。
まあ、ドラマは見ないなら見ないでも良いかと思いました。次女も録画をして深夜に1人で静かに楽しんでいるようですから…
止められないことがある
普通の家庭でも食事はバラバラだったり、家族全員が揃ってドラマを見るとは限りません。それでも家族の仲は良好という場合もあるでしょう。次女の行動が問題だったのではなく、次女の中にはあらかじめ引きこもりになる因子があったのだと思います。
そうして、人の中の因子は他の人が矯正したり、なくしたりすることはなかなかできないのではないでしょうか。私は次女の今の状態はなるべくしてなったのだな、と思っています。
いろいろな面で人は変われると言われています。しかし、どうしても変われない面もあるのではないでしょうか。
ここが変わったら自分ではなくなる、という核のようなものが誰の中にもあるはずです。次女の場合はそれが引きこもりになることなのかな、と思うのです。
う~ん、これって次女が引きこもりをしていることに対する私の言い訳なのでしょうか?