先日、遠縁の女性が開催するアロマテラピー講座に出席しました。よく知られていることかもしれませんが、アロマテラピーはその香りを楽しむだけでなく、精神と身体の健康維持に役立つそうです。
自分の体調について話したところ
講座の最中、出席者が自分の不調について語る場面があり、私は橋本病で通院していること、毎月必ず甲状腺ホルモン剤を処方されていること、基本的に甲状腺ホルモン剤は一生服用する必要がある、と言われていることを話しました。
かつては自分の意地で10日ほど服用をしなかったところ、治療前の状態に戻ってしまい、とても後悔しました。
ホルモン剤の服用は仕方のないことだし、私にとっては必要不可欠なことだと考えていたため、自分の健康について語れと言われたときには、すべてを隠さず話しています。
ただ、私の話し方がどこか暗かったのでしょうか。講師の女性は励ますように、力強く言ったのです。
アロマもホルモン剤も同じ存在?
大丈夫、アロマできっと良くなるわ!治るよ!
確かに絶対に良くならないという証拠はありません(自分でやってみないうちから、これは絶対にダメだとは言えないです)。ただ、アロマも甲状腺ホルモン剤も、私にとっては異物です。自分の意志で外から取り入れなければ、身体の中には存在しません。
そして自分で費用を負担しなければ、どちらも調達できません。ですから、アロマも甲状腺ホルモン剤も私にとっては同等の存在です。
ホルモン剤は診察・処方を経て、自分で飲み忘れがないように注意しなくてはいけません。アロマだって、遠縁の女性を通して購入してから、日々使っていく必要があるでしょう。どちらにも、結構縛りがあると思うのは私だけでしょうか。
さっさと薬を飲んだ方が良い場合もある
まあ、一生薬を飲み続ける必要があると考えると、暗い気持ちになる人が多いのでしょう。いろいろな方のブログを読んでいるとどのような不調に対しても、「まだ、薬を飲みたくありません」と様々な努力をしている人がたくさんいることがわかります。
確かに一生と考えると、眼の前が暗くなる思いですが、20代の人の一生と中高年の人の一生では訳が違います。私は今年60歳ですからせいぜいあと20年です。一生も大したことはありません。
薬を飲まなくて済むならどんな努力も厭わない、という方もいらっしゃるのかもしれませんが、さっさと薬を飲んで、努力のために費やしていた時間を有効に使った方が良いのではないでしょうか。
薬を飲むことについては、どうしても評判が悪くなりますよね。夫も「薬を飲むってことは、医者の言いなりになっているってことだよ。金儲けの道具になっているってことだよ」などと言っています(大変不愉快!)が、私が服用しているのは甲状腺ホルモン剤です。
もともと体内にあったものを補うだけだから、薬を飲むのとは違うという考えもあります。こうなったら堂々と飲んでやる、と思っています。