ドライアイの点眼薬は復活していなかった・制限付きの処方に現代社会の厳しさを思う

点眼薬 未分類

ドライアイで通院を始めてから、8年目になります。現在の眼科医院に通いだしてからは3年目です。

ずっと使っていたジクアス点眼薬が…

最初に通っていた眼科では、疑問に答えてもらえないなどの不満があって通院先を変えたのですが、医院が変わっても一貫して同じ点眼薬を処方してもらっていました。「ジクアス」という名前の点眼薬、ドライアイの方なら知っている人も多いのではないでしょうか。

ジクアスはもともと1日6回までの点眼でしたが、新しく1日3回の点眼で同じ効果が出るロングタイプのものもできました。半日の外出なら、点眼薬を持ち運びをしないで済むため、とても便利になったと私は喜んで使っていました。

それまでは出先でも点眼をしないといけない場面があり、不便でした。かと言って点眼を我慢すると、目に鋭い痛みが走ることがあり、それも嫌だったのです。ちょっと大げさですが、ジクアス点眼薬(ロングタイプ)のおかげで生活が点眼に縛られなくなりました。

ところが良いことばかりではありませんでした。前回は7月に通院したのですが、そのときに「ジクアスは製造元の都合で処方できなくなりました」と言われたのです。ドライアイ用の点眼薬はどれも品薄になり、処方できるのはジクアスのジェネリック品だけとなりました。

それも処方できる量に限りがあり、私の場合は今まで4ヶ月分を処方されていたのが、3ヶ月分で我慢することになったのです。

期待を込めて通院したけど

ジクアス点眼薬が処方できなくなったのは、製造元での不都合があり、点眼薬を自主回収したことが原因です。その自主回収が始まったのは今年の5月。

もう11月に入っているわけですから、多少品薄も解消されているかも…と期待を込めて眼科医院に出向いたのですが、状況はまったく変わっていませんでした。特に私が期待していたロングタイプの点眼薬はもう製造が再開しないかもしれないとのこと。

一度減らした点眼の回数を増やすのは、私には容易ではありませんでした。一度便利さや快適さを味わうと、それが当然になります。もうどんなに頑張っても、ネットのない生活に戻れないのと同じです。

もう、ロングタイプの点眼薬は手に入らないかもしれない…と思うと、私は結構なショックを受けてしまったのです。

目の状態は変わりなかったから

実は前回3ヶ月分の点眼薬を処方されたのに、3ヶ月経過してもまだまだ点眼薬は残っている状態でした。自分で思った以上に点眼の回数を増やせていないのでしょう。毎日のように『今日は何回点眼したっけな…』と考え込んでいます。3回以上ってことはわかるんですが…

点眼薬はまだ残っていましたが、目の状態が心配で受診したというわけです。結果は「変わりないですね~。今まで通りお薬を使ってください」と言われただけでした。目の状態が悪化しなければ、別に薬は何でも構わないですよね。ジェネリックは安価だし。

ただ、眼科に通うのも面倒なので、もっと画期的な治療法が開発されて欲しいです。死ぬまで点眼薬をもらいに行かないといけないのかな、と思うと何だか暗い気持ちになるのです。

それにしても、この現代社会でまさか薬不足に直面するとは思いませんでした。戦前生まれの父や母でも、戦後は薬不足なんて経験していないと思います。何でもある豊かな社会に見えても、実際私たちはとても厳しい社会に生きているのかもしれませんね。

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