長女は私のしもやけが気になって仕方がないようです。今年は特に寒いせいか、しもやけがひどいのです。長女の仕事先には私と同年代の女性が数人いますが、誰の手を見ても、こんなにひどいことにはなっていないと言います。
とにかく長女は私のしもやけを何とかしたい
そのせいか、長女は毎年冬になると、しもやけ対策グッズと言うべきものを私にくれます。この記事で私が着けている手袋も長女がくれました。
この冬にはまずヴァセリンをもらいました。ヴァセリンは皮膚に蓋をすることになるので、保温効果があるそうです。体温を保つために登山をする人が身体に塗ることもあるため、しもやけにも良いだろうというのが長女の考えでした。
とりあえず何かを手にこまめに塗ることで、マッサージ効果は得られそうですから、言われるがままに今回はヴァセリンを塗っていました(紫雲膏という軟膏も使っていましたが、独特の臭いがあるためヴァセリンに乗り換えました)。
かなり状態が良いときもありましたが、ここ数日の厳しい寒さで一気にしもやけがひどくなってしまったのです。
長女は黙っていなかった
それを見た長女は、自分で使っていた(手に塗っていたのです)キップパイロールという軟膏を使ってみろと私に勧めだしました。キップパイロール(アイキャッチ画像左の赤い蓋の容器です)は、アメリカ軍でも使われていた万能常備薬で、切り傷、やけど、しもやけなどに効果があると言われています。
効能にしもやけと書いてある軟膏やクリームはとても多いです。紫雲膏、オロナイン軟膏、ユースキンクリーム、メンソレータムはしもやけに効果ありと謳っています。どれも最初は効果があるかな、と思うのですが、最終的には塗らないよりは塗った方が良いという程度でした。
今回も結果は同じだろうと思いました。しかし、長女があまりにも熱意を込めて勧めてくるので、それに負けたのです。長女は本気でしもやけが治ると思っていますが、何も塗らなくても春がくればしもやけは治ります。
私はまったく何もしないのではありませんが、1つ対策グッズを買ったらとりあえず、それをある程度は使います。そうしてしのいでいるうちに、春が来てしもやけは良くなるという寸法です。それに、あれこれ試しすぎると、どれに効果があったのかもわからなくなってしまいます。
だから物が増えるんだ!
長女は一事が万事、このような調子です。だから、洗面所の長女のコーナーはさまざまなボトルやパッケージで埋め尽くされています。化粧品の類、サプリメントの類は部屋の中にも溢れています。
何かを購入して使うことで、自分の悩みが解決すると思っているようですが、長女ももう29歳です。これから先、肌や髪はどんどん劣化していくだろうし、体調だって元気いっぱいというわけにはいかないでしょう。今の調子ではこの先、買い物が増えるばかりです。
長女の部屋は以前から物が溢れた、いわゆる汚部屋と言ってもよい感じなのですが、これは本人が片付けられないとか、だらしがないとかではないようです。不調があれば我慢せずに立ち向かう気持ち、人の不調も見逃せない優しさが物を増やし、部屋を圧迫していくように思えてなりません。
そう、考えると頭ごなしに片付けろと怒る気持ちにはなれませんが(もう、10年以上は怒っていないです)、それでもやはり、もう少し何とかならないものかな~、と考えてしまいます。
ちなみにキップパイロールですが、効果はまだわかりませんが、とても良い香りがします。とにかく塗ると心が落ち着くような香りです。公式サイトでは、天然ハーブオイルが配合されているとありましたが、そのためなのかもしれません。長女の顔を立てるために(?)少し使い続けようと思っています。