子どもには、言葉が身体的暴力よりも大きな影響を与える?私たちの世代から負の連鎖が続いている!

言葉 影響 生活

今朝、番組の予告を見ただけなので、あまりはっきりしたことは言えませんが、親の言葉は子どもに大きな影響を与えるそうです。確か予告では、適切でない言葉をかけると脳が歪んでしまうと言っていました。現在では身体的な暴力などの影響に比べても、言葉による影響は大きいことがわかっているそうです。

言葉にまで気をつけていられないと思っている自分

これはきっと当然のことです。自分だって幼い頃に親からかけられた言葉で、人格が形成されていることがわかります。だから自分の子どもにかける言葉も選んでいかないといけないのでしょう。ですが、私はどこか反発のようなものを感じずにはいられません。

私が発する言葉にまで一々気を配っていたら、多分娘たち2人を育てることはできませんでした。自分が母から言われて嫌だったこと(容姿に関することなど)は言わなかったと思いますが、絶対に娘たちを傷つける言葉を言わなかった自信はまったくありません。

もし、親(育てている人)の適切でない言葉が子どもの脳に大きな影響を与えるのが真実でも、その真実を突きつけるだけではかえって親を追い詰めるだけのような気がします。子育て期間は長く、その間にはいろいろなことがあるでしょう。子どもに対して腹を立てることもあるはずです。

何度言葉をかけてもまったく言うことを聞いてくれないときが子どもにはあります。我が家の次女の場合は、スーパーに並ぶ品物をいじってはダメと言っても、通用しないことが何度もありました。

自分の子どもだから気をつけられなかった

自分の思い通りにならないと大声で泣き、わめき、最後には嘔吐をする次女に対して、私は叩くのを我慢するだけで精一杯。多分、適切でない言葉をぶつけていたのではないでしょうか。

その後、同じような場面を何度か目撃しましたが、次女のときのように頭に血が上ることはありませんでした。赤の他人の子どもなら冷静に対処できても、自分の子どもは無理なのではないかと思います。

子どもに心無い言葉をぶつけて楽しんでいるならともかく、頭に血が上ったときに出てしまう言葉まで気をつけなくてはならないとしたら、子育ては随分と苦しいものになるでしょう。

全国の中高年の脳はすでに歪んでいる?

以前、子どもの前で夫婦喧嘩をすると子どもの脳が歪むことが話題になりましたが、それを知ったときも、私は『それじゃあ無理だ。私には子育てができない』と思ったものです。

私は親からの言葉で傷ついた、嫌だった経験をしていましたが、夫婦喧嘩も嫌というほど見てきました。一度は夫婦喧嘩を見せられてイライラした私が「じゃあ、もう離婚すればいいじゃないか!」と怒鳴ったこともあったのです(母に倍くらい怒鳴り返されましたが…)。

私と同年代の人たち(昭和の中期以降に生まれた人)は多かれ少なかれ同じように育ったのではないでしょうか。私たち中高年の脳はすでに歪んでいるのかも…。子どもの脳だけでなく、中高年の脳も歪んでいるかどうかを調べて欲しいです。

今だけを見ても仕方がない

私たち世代の子どもたち(平成ひと桁の生まれです)が今、親となっていますが、私たちの歪みが子ども世代の歪みを引き起こし、それがさらに今の子どもたちへと引き継がれているのではないでしょうか。現在の子どもたちへの言葉の影響だけを取りざたしても仕方がないと思います。

現在子育てしている人たちを追い詰めることなく、どうすればひどい言葉をぶつけずに子育てができるのかを考えて欲しいと願っています。

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